肌のハリを感じられる厳選3点とは？

美容業界歴50年超のコスメ男爵に「クリーム」について教えてもらう連載、第3回は「たるみ、シワ、ハリ対策クリーム＜前編＞」。 毎朝、鏡に映る深く刻まれたほうれい線を見て、悲しみと焦りの感情でテンションだだ下がりのシマコ。毎日のスキンケア、ちゃんと効果が出ているのだろうか。もしや、使い方間違ってる？？　化粧品はちゃんと応えてくれる、と男爵は言っていたけれど…。

コスメの説明書を読んでほしい、その理由

シマコ：男爵、こんにちは。今日は「ちゃんとコスメの効果を引き出す使い方」について教えてください。なんだか思ったような肌になっていない気がするのです。 男爵：なるほど…シマコさん、化粧品の外箱に書かれている、または中に入っている説明書はちゃんと読んでますか？ シマコ：老眼でよく見えないので、読んでいません…。 男爵：あれは、拡大コピーをしてでも絶対に読んでください。せっかくスキンケアをするのに、読まずにいきなり使うなんてもったいない。説明書は開発者の思いが詰まったラブレターのようなものなんです。 開発者が商品設計にあたり、考えに考え抜いた設計意図を理解していないままその化粧品を使うのと、使い方も含めて正しく納得して使うのでは、肌の応え方も全然違うんです。 せっかくのコスメ、説明書に目を通してその能力を最大限に生かすのが美肌への近道ですよ。 シマコ：拡大コピーですか！ 説明書を読んでいないので、量も適当に使ってました…。 男爵：字が小さすぎて読めないということであれば、メーカーのお客さまセンターに「もっと文字を大きくしてくれたら助かる」と電話してもいいんです。これはクレームではありませんよ。ブランドがお客さまにもっと寄り添うために、「お客さまの声」を届けるということです。 確かに、外箱は面積が限られていて、文字を小さくしないと必要な情報を入れ込むことができないのも事実。でもきっと、お客さまが「文字を大きくしてほしい」と望んでいるのなら、メーカー側はそれに応えてくれるはずです。 そうやって自分の好きなブランドを育てることも大事なんですよ。お客さま一人一人の声は、メーカーにとってはとても大事なメッセージですから。 シマコ：確かにクレームではなく「もっと効果的に使いたい」という気持ちがあるからこそのリクエストですよね。 男爵：開発者も、最大限の効果を感じてほしいはずですから、正しく使うことを意識してみてくださいね。 今日はたるみ、シワ、ハリ対策のクリームを3点ご紹介します。悩みに悩んで厳選しましたので、どれも自信を持っておすすめできます。