25周年を迎えた「金融の街のための腕時計」!? フランクフルト経済振興協会の要請で生まれた「Sinn(ジン)」新作の魅力とは
●それぞれ世界限定250本の希少モデル
自らが優秀なパイロットであったヘルムート・ジンによって創設されたSinn(ジン)では、パイロットウォッチを出発点に、ダイバーズなど過酷な環境で活動するプロユースの作品を中心にブランドを展開していました。 【画像】3針のブルーダイヤルも必見の「ジン」新作を写真で見る(36枚) そんな同ブランドが1999年に生み出したのが、パイロットウォッチでもダイバーズでもない、「フランクフルト・ファイナンシャル・ウォッチ6000」。 ジンが本社を置くフランクフルトの経済振興協会からの要請により誕生したもので、3タイムゾーンの表示機構を備えることで、ヨーロッパ、アメリカ、アジアといった3つの時間帯を同時に把握でき、金融都市フランクフルトの経済人たちの決断を支えてきました。 このジンの新たなラインナップはもちろん好意的に迎えられ、誕生から25周年を迎えた「フランクフルト・ファイナンシャル・ウォッチ」は今やブランドにとっての欠くことのできない伝統的な人気コレクションのひとつとなっています。 この度、25周年記念として生み出されたのは、それぞれ世界限定250本という貴重な3モデルの「フランクフルト・ファイナンシャル・ウオッチ」です。
「6000.JUB.III」(38.5mm)、「6099.JUB」(41.5mm)は、シリーズで初となるサンレイ装飾の施されたシルバープレートのダイヤルを備えたクロノグラフ。 ダイヤル外周の回転ベゼルにまで伸びる繊細なサンレイ装飾と、インダイヤルのコンセントリック加工が共演し、それぞれ異なる光沢を見せてユーザーを楽しませます。 素材はステンレススチール。この普遍的な魅力を持つシルバーで統一されたダイヤル、ケース、ストラップのなか、手作業で取り付けられたブルーのアプライドインデックスと、同じくブルーに染まる針と小針が目を引きこれもまたシリーズ初の試みとのこと。 シースルーバックで眺めるローターには「6000」から引き続きフランクルフトの摩天楼が刻まれています。 これまで力強い印象のブラックダイヤルが多かった「6000」シリーズですが、新たなシルバーのダイヤルとブルーのアクセントというコーディネートを備えて軽やかな表現となり、新たなファンも獲得していきそう。 残る1本「6033.B」は深いブルーのダイヤルを備えた3針モデル。 こちらも同様にダイヤルではサンレイ装飾が繊細な光沢を見せますが、3針ならではの余裕のあるダイヤル空間によってそのカラーと光沢を存分に味わえるモデルに。 同じく回転ベゼルを備えてデュアルタイム表示に対応。こちらの裏蓋には、証券市場で使われる強気市場を表すブル(雄牛)と弱気市場を表すベア(熊)が向かい合って刻印され、どこかユーモラスな表現となっています。 ●製品仕様 「フランクフルト・ファイナンシャル・ウオッチ 6000.JUB.III/6099.JUB」 ・予定価格(消費税込):116万6000円(6000.JUB.III)/123万2000円(6099.JUB) ・ムーブメント:LJP L110(自動巻/26石/28,800振動) ・ケースサイズ:直径38.5mm×厚さ15.5mm/直径41.5mm×厚さ15mm ・ケース:ステンレススチール ・ベルト:ステンレススチールブレスレット(カーフストラップ1本付属) ・風防:両面無反射サファイアクリスタル ・防水性能:10気圧防水 ・世界限定 各250本 「フランクフルト・ファイナンシャル・ウオッチ 6033.B」 ・予定価格(消費税込):65万4500円 ・ムーブメント:SW300-1(自動巻/25石/28,800振動) ・ケースサイズ:直径34mm×厚さ10.3mm ・ケース:ステンレススチール ・ベルト:ステンレススチールブレスレット(カーフストラップ1本付属) ・風防:両面無反射サファイアクリスタル ・防水性能:10気圧防水 ・世界限定250本
VAGUE編集部