「風化させたくない」 拉致問題作文コンクール 県内から4人受賞 高校生部門では最優秀賞も 鹿児島
鹿児島テレビ
全国の中高生を対象とした北朝鮮による拉致問題についての作文コンクールで、鹿児島の男子高校生が最優秀賞を受賞するなど、2024年は過去最多の4人が県内から入賞しました。 政府は北朝鮮による拉致問題について考えてもらおうと、毎年全国の中高生を対象に作文を募集していて、2024年は全国から3251点の応募がありました。 そんな中、高校生部門で最優秀賞を受賞したのは、甲南高校・1年の福留豪希さんです。 福留さんは12月14日、拉致被害者家族らが集まる政府主催のシンポジウムで受賞した作文を読み上げました。 甲南高校・福留豪希さん 「僕にとって8月12日は、誕生日だからおめでたい日だ。だが、拉致事件を知ってからは被害者に思いをはせる日にもなっている。そうすることが風化させない唯一の方法なのだ。『修ちゃんカエル、必ず帰る』被害者家族の願いが叶うよう、拉致問題を若い人たちにも知ってもらい風化させないために、僕にできる行動を続けていきたい」 2024年はこのほか中学生部門、高校生部門、英語エッセイ高校生部門でそれぞれ県内の生徒が優秀賞を受賞しました。 このコンクールで県内から4人が入賞するのは過去最多だということです。
鹿児島テレビ