「スピードもまだまだ」 ベストイレブン選出の大宮アルディージャDF市原吏音が成長を誓う。17歳のバルセロナDFにも言及。
一般社団法人日本プロサッカー選手会(JPFA)は27日、JFAサッカー文化創造拠点『blue-ing!』で「極楽湯presents日本プロサッカー選手会アワード2024」を開催した。同アワードに出席し、19歳ながらJ3ベストイレブンに選出された大宮アルディージャDF市原吏音が、今季を振り返りつつ、来季の意気込みを語った。 【一覧】2025年 Jリーグ全60クラブ 最新移籍情報はこちら! 大宮アルディージャの下部組織出身の市原は、2023年7月に行われた天皇杯3回戦セレッソ大阪戦でトップチーム。直後のJ2第26節から、最終節までスタメンフル出場を果たした。今季は開幕から主力としてJ3で31試合に出場し、4ゴールと1アシストを記録するなど、J3優勝とJ2昇格に貢献した。 市原は、ベストイレブンに選ばれたことについて「優勝したのが一番嬉しいですし、 ほっとしてます。(ベストイレブンは)プラスアルファのおまけというか、失礼に当たるかもしれないですけど、優勝を一番目指していたところなんで、それが一番嬉しいです」と述べ「育ったクラブに少しでも恩返しができたのは、自分としても残ってよかった」とジュニア時代から過ごすクラブへ思いを口にした。 来季に向けてバージョンアップしたい点を問われると「 守備の選手なんで 、 ゴールをやらせないっていうのは強くしなきゃいけない。 もっとスピード、 最近のセンターバックは、背後の対応とかスピードで守らなきゃいけないですし、また海外に行くならなおさら」とコメントし、「走るスピードもそうですけど 、判断のスピードもまだまだ上げれるなと思っています」と更なる成長を誓っている。 また、今年1月のアジアカップでは、トレーニングパートナーとして帯同した期待のCBは、17歳でバルセロナでは主軸として活躍するDFパウ・クバルシにも触れ、「参考としてる選手はそんなにいないです」と前置きした上で「バルセロナのクバルシは自分の年下ですし 、 すごいなっていうのはある。ただ、すごいなで終わらずに、 そこに自分も張り合えるようなレベルになっていかなきゃいけないと思います」と自身に刺激を与える存在としてクバルシの名前をあげた。大宮アルディージャで最年少でトップチームデビューを果たした逸材は、来シーズンはどんなプレーを見せてくれるのだろうか。
フットボールチャンネル編集部