25年度着工の見送り「残念」 北陸新幹線で滋賀県知事
北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の2025年度着工を与党整備委員会が見送ったことに関し、滋賀県の三日月大造知事は24日の記者会見で「残念に思う」と述べた。新大阪までのルートについては福井県小浜市や京都市を経る小浜ルートを支持する考えを強調した。 【写真】整備新幹線の建設費2658億円 2025年度、札幌延伸など
三日月知事は「小浜ルートは国で決定されたことだ。早く着工するのが望ましい」と説明。一方、京都府からは建設工事による地下水への影響を懸念する声が上がっており、政府や与党は沿線住民の不安解消に努めるべきだとの認識を示した。 ルートを巡っては、石川県の国会議員などから、東海道新幹線の米原(滋賀県)につなぐ米原ルートを推す意見も出ている。