入社から20年…女性で会社に残ったのは私一人、昇進していないのも私一人。久々の同期会にワーママが感じた「諦めの境地」
私は約20年前にとある会社に研究職として入社しました。それはそれは『ザッジャパン』な風習の会社でして、年功序列・男尊女卑はナチュラルに健在しています。とはいえ、20年前に比べるととーってもマシになりました。 入社直後は花型の『中央研究所』に在籍していましたが、5年経った時に転居を伴う異動。研究ではなく泥臭い技術部門に所属になりました。まぁ、Fランってやつです。そこで腐りそうになりながらもコツコツ目の前の仕事をこなし、結果と実績を積み上げてきました。何だかんだで10年近く働いた3年前、立ち上がったばかりの部署に異動。研究職返り咲きです。どうなんでしょ。完全に組織の歯車ですが、歯車にも葛藤と物語があるのです。 子どもが突然の発熱!?共働きで3児を育てる親が「まさか」に備えて実践している「3つの事前準備」 さて、そんな40代のオバちゃんのワタクシ、先日、同期会に行ってきました。 会社の同期入社の仲の良い連中と15人ほどで集まりました。随分と久しぶりの会合です。コロナ禍では全く開催されなかったのと、私自身も2020年に三男を出産しているので、その前後は開催されていたとしても出席していません。 今回は女性陣が5人集まりましたが、私以外は全員退職しています。 結婚したら退職する人がそこそこ多かった時代。都内ではなく、関西の地方都市ということもあるかもしれません。でも、みんなそれぞれの進路で力強く道を切り開いています。 男性は、転職したり、起業した人もいますが、基本辞めていません。入社から20年近く同じ会社で働いているんです。そうなると、みんなそれなりに出世をしている。 同期は課長職がデフォルトになっていました。 そーなんだーー頑張ってるな~~なんて話すと、 「ぽにも技術部門で頑張ってるでしょ。お前の技術の噂を聞くよ。凄い結果出してるって。今、それなりの立場じゃないの?」 2年前、管理職試験に高得点だったのに落ちた私。転職しようか迷い、結局踏みとどまった。そんでもって意味不明なことに、昨年何でもない時に「ぽにさん、昇進したから。」と言われ『係長』になりました。 いやいや。ほぼヒラやで。 係長という役職がついているみたいだけど、組織によっては本当にヒラ。クレヨンしんちゃんのヒロシも、サザエさんのマスオさんも係長だったけど、彼らは20~30代だよね。40代半ばでやっと、「ぽにさん、係長ね。」と言われたんやで。 どや! この遅さ。