ブライトン三笘 注目の日本人対決1―1ドローも躍動! 菅原との白熱マッチアップ制し2戦連発
◇プレミアリーグ第13節 ブライトン1―1サウサンプトン(2024年11月29日 ブライトン) イングランド・プレミアリーグ5位ブライトンの日本代表MF三笘薫(27)が29日、本拠での最下位サウサンプトン戦でフル出場。“世界最高峰”のリーグで実現したDF菅原由勢(24)との日本代表対決に注目が集まる中、前半29分に絶妙なポジショニングから2戦連発となる豪快ヘッドで先制ゴール。試合は後半14分に失点し、1―1の引き分けに終わったが躍動感あるプレーで本拠サポーターを沸かせた。 三笘は試合前、互いの手の内を知る菅原について「やりやすさもあれば、やりずらさもあります。(ですが)代表練習でも何度かマッチアップしてますし、彼の良さを分かっているので、それを出させないように個人としてもしたいです」と意気込み。試合では主戦場の左サイドを中心に何度もマッチアップが実現。2人の日本代表選手が“世界最高峰”の舞台で熱戦を展開した。 まずは前半7分、カウンターから味方のスルーパスに反応。ボールは長くなってしまうも菅原のトラップを狙いすましてボール奪取。そのまま相手GKをチラっと確認し、右足でシュートを狙うも惜しくも枠の右へと外してしまい、両手で頭を抱える場面があった。 それでも同29分、2戦連発となる先制ゴール。右からのクロスにゴール前へ飛び込み、豪快なヘディングシュートで今季3点目。マッチアップした菅原の前に上手く入り込み、手前でワンバウンドしたボールに上手く合わせ本拠サポーターと喜びを爆発。一方、三笘に先制ゴールを許した菅原は失点直後ピッチに仰向けになって悔しそうな表情を浮かべた。 試合は1―0で前半を終えたが、後半14分に失点。MFダウンズにプレミアリーグ初ゴールを許し、同点に追いつかれた。さらに同22分にもゴールネットを揺らされたが、VARによってオフサイドと判定され命拾い。 終盤には三笘が好機を何度か演出するも得点のないまま試合終了のホイッスル。1―1と引き分け、連勝は2でストップ。勝ち点23に伸ばし暫定ながら3位に浮上した。 サウサンプトンの菅原はリーグ戦5試合ぶりの先発出場となったが右ウィングバックとして三笘と激しいマッチアップ。前半27分にはカウンターのピンチで三笘と競走し決死のスライディングタックルでクリアする場面も。結果的に前節のPK献上に続き2試合連続で失点に関与してしまうことになったが、攻撃では絶妙なクロスを入れて好機を演出。しかし、FWアーチャーがシュートを大きくふかしてしまうなど決定力を欠きアシストならず。後半21分で途中交代となった。