まだ間に合う! なつかしの「グラチャン」マシンを「自由研究」にしてみては? レジェンドを招いた公開取材会の模様をお届けします
富士のミュージアムだからこそGCシリーズの展示を!
今回の富士GCシリーズ特別展、そして公開取材会を企画したのは、2024年1月から富士モータースポーツミュージアムに携わっている小宮山さんだ。もともとトヨタでモータースポーツエンジンの開発を中心にキャリアを積んできた小宮山さんは、昔から大のモータースポーツファンで、免許もない頃は自転車で富士スピードウェイに来てグランチャンピオンシリーズを観戦していたという。 富士モータースポーツミュージアムの担当になり、富士スピードウェイの歴史を語るうえで無くてはならないGCシリーズの展示が少ないことがショックだった小宮山さんは、「富士にあるミュージアムだからこそグランチャンピオンシリーズをやらなきゃ!」と本企画実現に向けて奔走したそうだ。当初は周囲から「なぜ今さらGC?」との声もあったそうだが、「富士だからこそGCなんだ」と熱弁し、各所の理解を得たそうだ。 この熱意に、実際にGCマシンを持っているオーナーやトークショーで登壇したメンバーたちは共感し、特別展への協力をふたつ返事で快諾。今回の公開取材会への実現へと至ったそうだ。この特別展のリアクション次第では、今後の特別展でも、公開取材会のようなイベントも計画しているとのこと。これらからの富士モータースポーツミュージアムの動きにも注目したい。 * * * 今回の特別展は8月29日(木)まで。8月31日までの夏休み期間は小学生の入場料は無料となっているので、GCシリーズの現役時代にファンであった方々は、お子さんやお孫さんを連れて、富士モータースポーツミュージアムを訪れてみることをお勧めしたい。
西川昇吾