来春からアナウンサーの青学大・田中悠登主将が首位守る 全日本大学駅伝5区
◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ) 5区(12・4キロ)終了時点で青学大が首位。2区で首位に立ち、5区の田中悠登主将(4年)も首位を守った。 福井・敦賀気比高出身の田中は2年時の第99回箱根駅伝では8区を走り、区間5位。3年時の昨季は、全日本大学駅伝では最長の最終8区で区間3位と好走し、国学院大と中大との激しい2位争いに競り勝った。箱根駅伝でも8区に登録されたが、左足付け根部分を故障したため、当日変更で塩出翔太(3年)と交代し、出番なしに終わった。4年時の今季は主将としてチームを率いると同時に、2年時から志望していたアナウンサーになるため、1人の学生として就職活動にも尽力し、地元テレビ局の福井放送への就職が内定。競技人生ラストシーズンにかける思いは強い。「安定感では負けない自信があります。選手として走って優勝に貢献したい」と、レース前に抱負を明かしていた。 今季開幕戦の出雲駅伝(10月14日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)で優勝した国学院大が41秒差の2位で続いた。4区終了時点で1分27秒差の3位だったが、5区の野中恒亨(2年)が46秒詰めて2位に浮上した。エース区間の7区(17・6キロ)で待つエースの平林清澄(4年)に逆転を託す。 1分6秒差の3位は創価大。 5連覇がかかる駒大は2分32秒差の5位。
報知新聞社