ラウンド6バルセロナレース2、P6スタートの宮田莉朋はペースが伸びず13位フィニッシュ…レースはクロフォードが制す|F2
F2の第6ラウンド、バルセロナのレース2(フィーチャーレース)が23日行われた。 現地カタルーニャはF1決勝開催日のお昼前となり、雲が目立つ状況ながら、前日と同様にドライ路面でレース時刻を迎えた。 フィーチャーレースがブラックアウトとなり、6番グリッドの宮田莉朋はソフトを第1スティントに選ぶも蹴り出しが良くなく、混戦状態の中でターン1へと入っていく。するとターン2では中団で接触があり、ビクトール・マルタンスとデニス・ハウガーがグラベル上でストップしてしまった。 これでレースは1周目からセーフティーカー導入となった。トップはポール・アーロンで2番手ジャック・クロフォード、3番手フランコ・コラピントの順番となり、宮田は7番手で隊列に入っている。 セーフティーカーエンドとなり、4/37周目からローリングスタートでグリーンフラッグに。宮田は9/36周目にピットインを行い、ソフトからハードにつないだ。だがこのピットストップでのロスが大きく、僚友ゼイン・マローニよりも後ろのポジションでピットアウトする状況となってしまった。 15周目の最終コーナーでは事実上トップ争い中のアーロンがグラベルに飛び出し、大きくポジションを落とした。 するとトップ争い中のジョシュア・デュルクセンがセクター2区間で突如マシントラブルで失速。そのままコース脇にストップとなり、レースはバーチャルセーフティーカーとなった。 24/37周目あたりから、第1スティントのハード組がタイヤ交換に入っていく。30周目にはほぼすべてのドライバーがタイヤ交換義務を終え、これで実質的なポジションが明るみになった。 31/37周目時点でトップはクロフォード。4秒後方に2番手コラピント、そこからさらに4秒差でアーロン、以下フアン・マヌエル・コレア、ボルトレート、アジャ、マローニ、エンツォ・フィッティパルディという順番になっている。宮田はペースが伸びず、13番手までポジションを下げる状況に。 レースはそのままクロフォードがトップチェッカーを受け、今季初優勝を果たした。2位コラピント、3位コレアまでが表彰台となっている。 4位アーロン、5位イザック・アジャと続き、6位クッシュ・マイニと7位ボルトレートはインビクタの僚友でありながら、ファイナルラップであわや同士討ちの接触というワンシーンも。 8位マローニ、9位アマウリ・コーディール、10位ぺぺ・マルティまでが入賞圏内となった。 宮田はトップから35.9秒差の13位。6番手スタートのチャンスを結果に結びつけることができず、厳しい一戦となってしまった。 F2スペイン・レース2結果 1/ジャック・クロフォード 2/フランコ・コラピント 3/フアン・マヌエル・コレア 4/ポール・アーロン 5/イザック・アジャ 6/クッシュ・マイニ 7/ガブリエウ・ボルトレート 8/ゼイン・マローニ 9/アマウリー・コーディール 10/ぺぺ・マルティ ・ 13/宮田莉朋
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