雨どい外れ、壁紙はがれ、給湯器故障 2500万円の中古戸建ては「安かろう悪かろう」40代女性の後悔
みなさんは家を購入する時はどういったところを重視しますか? 住宅の性能なのか、立地なのか。もしくはデザイン性なのか。人それぞれ変わってくると思います。その中でも「金額」は多くの人が気にせざるならないところ。しかし金額が安いという理由だけで購入すると、いろいろ後悔してしまうことがあるようです。 【平面図】2500万円で購入した中古一戸建ての間取り…リフォームは最低限だったそうです
中古戸建ての金額に驚いて
Yさん(40代女性、関西在住、スーパーのパート勤務)は夫(40代、車整備士)と子ども(高校1年生)と賃貸アパートに3人で暮らしていました。 住んでいる賃貸は子どもが産まれた時に、少し広めの部屋が良いと思い引っ越して以来、10年以上ずっと住んでいます。金銭的に余裕がなく、戸建ての購入などただの憧れ…と思っていたYさんですが、ある日テレビで中古戸建てをリフォームして綺麗にするという番組を見ました。 「古い家がここまで綺麗になるんだ」と、感心しながらみていましたが、一番驚いたのは金額でした。新築戸建ては最低でも4000万円はかかるものだとは思っていたのですが、リフォーム済みの中古戸建てを購入するのであれば3000万円ほどで済む場合が多いようです。 その番組を見てから、自分の住んでいるエリアでも、中古戸建てをリフォームした家がないか探すようになりました。
築20年ほどのお値打ち物件
そのうち、築20年ほどでリフォーム済みの中古戸建てが2500万円と、お値打ちに見える物件を見つけました。早速内覧に行くと、扉などは当時のまま古かったものの、クロスやフローリングは張り替えていて綺麗になっていました。 水回りは交換されているので問題はなく、あまり内装にこだわりがないYさんには十分だと思いました。 安い理由について、営業担当者は「間取りなど変更せずに、最低限のリフォームで済ましているから」と説明していました。住んでから5年間は、リフォームに不備があれば修繕するとも言われました。少し悩みましたが、金額がとても安かったので購入することに決めました。