0-3歳児の発達を育む、クリスマスギフトの選び方。
何を読み、何を聞くか
また、読書は幼い頃から欠かせないものである。なぜなら、読書は世界に意識を向ける足がかりになるだけでなく、言語の習得や認知能力と感情の発達にも貢献するからだ。「本を読むとき、大人は描かれていることに疑問を持てば、ページのあちこちを指差して子どもと一緒にそのイメージに名前を付けようとします」と彼女は説明する。また、本によっては、音や匂い付きで子どもに刺激を与えるものもあるだろう。 "聞く力"を育むことに期待するなら、Lunii、Yoto、Toniesなどのオーディオプレーヤーを見逃すわけにはいかない。神経心理学者によると、オーディオプレーヤーは悪者扱いされる存在ではなく、むしろ歓迎すべきだという。「(スマホやタブレットの)画面とは異なり、耳から聴く物語や童謡は、生後12ヶ月以降の子どもの耳の注意力を高め、理解力を豊かにします。さらに、子どもの想像力と言語の発達にも役立ちます」と、ラジオ・フランス・アンテルナショナルで若者向けポッドキャスト「Toudou」の設立者は報告する。一方、ショクロン氏は、子どもがオーディオストーリーを聞く際には、同時に"動き"を取り入れる必要があると強調する。「一緒に聞いている大人と話したり、身体を動かしたりと、何かしら交流しながら聞くことが大切になります」と彼女は指摘する。
歩行を補助するもの、指を使うもの
幼児期のもうひとつの大きな変化を忘れてはならない。1歳から2歳の間に、子どもは移動することを覚える。それ以降はいつでも動いたり歩いたりするものだが、多少ぎこちない様子の時もあるだろう。従って、子どものフットワークをより完璧なものにするために、歩行を補助するものを与えることも重要だろう。この点で、神経心理学者は、バランスと歩き方を学ぶために、歩行器とバランスバイクを推奨している。車輪に乗ったり、カートのように押したりする木製の知育玩具なども、他のおもちゃと同様に楽しみながら大いに役立ちそうだ。 そして2歳くらいから幼児の手先は器用になり、より複雑な物体をつかむ能力を向上させるという。手と目の動きが同期するのを強化するために、ショクロン氏は運動能力を向上させ、指を駆使することに特化したアクティビティを推奨する。「ミニボウリングで狙いを定めたり、大きなパズルやレゴ®を組み立てるのが適しています。重ねたり繋げたりするキューブやビーズ、シールもよいでしょう」。さらに料理もこれらのスキルを強化するという。「料理をすることは社会的相互作用になるうえ、言語や数字の感覚を育みます。さらにスマホやタブレットの画面から遠ざけてくれる、非常に卓越した認知タスクと言えます」