息子が大学に進学し「校納金・住居関連・保険」など支払いが終わり、ひと安心。これから4年間は「学費」「生活費」の準備だけで大丈夫でしょうか?
学費・生活費以外で大学生にかかる費用
学費や生活費で多くのお金が必要になるほかにも、大学生はさまざまな費用が必要となります。大きな費用が必要になる代表的な例としては、就活費用や運転免許取得費があげられます。 まずは、就活費用について見ていきましょう。株式会社リクルート(東京都千代田区)が運営する、就職みらい研究所の「2024年卒 就職活動TOPIC」(調査期間:2023年6月、調査対象:2024年卒業予定の大学生および大学院生で「リクナビ2024」にモニター登録した学生4567人)によると、2024年卒の学生が就活に使った費用は平均8万2905円であると分かりました。 就活費用の内訳として、交通費、被服費、宿泊費などがかかっています。コロナ禍の就活ではオンラインの活用が主流であったため、就活費用はおさえられていました。しかし近年では対面での活動が増えるなどの理由から、就活費用が増加したという背景があります。 続いて、運転免許取得費も必要となるでしょう。運転免許の費用については、AT車やMT車などによって金額は違うものの、教習所に通う場合は30万円前後の費用がかかるといわれています。 運転免許証以外の資格取得をする場合はさらにお金が必要となるため、子どもに取得予定の資格などを確認して、出費に備えておくとよいでしょう。
大学生に必要な費用を準備しよう
大学生でひとり暮らしをするとなると、4年間の在学費用や家賃だけでなく、食費や遊行費といった生活費も必要です。その総計は、私立文系でひとり暮らしの場合、4年間で1000万円ほどの費用が必要になります。また、それ以外にも就活費用や運転免許取得費用など、さまざまな費用もかかることが予想されます。 子どもがアルバイトで稼げるお金は限られているため、親が費用を負担しなくてはならないケースが多くなるでしょう。子どもとよく話して、お金がいくらくらい必要になるかを前もって計算しておき、準備しておくことをおすすめします。 出典 日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」 全国大学生活協同組合連合会 第59回学生生活実態調査 概要報告 株式会社リクルート 就職みらい研究所 2024年卒 就職活動TOPIC 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部