橋本新会長「身の引き締まる思い」 コロナ対策が「最重要課題」
東京2020大会組織委員会提供映像より
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の後任に選ばれた橋本聖子氏は18日、五輪担当相の辞任願を菅義偉首相に出した後、組織委で選任後のあいさつをし、「身の引き締まる思いであります」「いままで国務大臣の立場で組織委員会のみなさま方に支えていただきましたことに改めて感謝を申し上げます。この度は大臣を辞職するというのは私にとりましても大変大きな決意でありましたけれども、その思いをしっかりと胸に抱きながら、この東京大会の成功に向けて、尽力をしたいとの思い一心できょうはこの場に立たせていただいております」と語った。 【動画】東京五輪組織委が理事会 選出された橋本聖子新会長が挨拶
また「5か月後に迫った東京大会は、安心安全の開催をしなければいけないと思いますし、何よりもコロナ対策が最重要課題であります」とも述べた。 橋本会長は「これまでオリンピック・パラリンピック担当大臣という立場で、東京都と組織委、IOCなどさまざまな団体のみなさま方をサポートする立場で力を尽くさせていただいておりましたけれども、その立場から今度はいままで育てていただきましたスポーツ界、そして組織委員会のみなさまの元に戻ってきた私としては国と東京都ともにさらに連携を加速して、国民のみなさんそして、海外のみなさまにも『これであれば安心で安全の東京大会だ』と思ってもらえるような体制を整えていきたいと思っております」とも語った。 森前会長は、女性蔑視発言で辞任した。 橋本氏はあいさつの中で「この度私自身が会長を引き受けさせていただいた背景には男女平等ということの問題があったというふうに思います」「組織委の理事会の女性の比率の向上に取り組むこと。そして、男女平等を推進するチームを立ち上げることが決定したと承知しています。これはまずスピード感を持ってやらなければいけないと思っています。私としては今月内にしっかりとその体制を打ち出していく。そしてその結果を出していくことが重要であると思っています」と語った。