元従業員、4億円超流用か 長野電鉄子会社が告訴
長野電鉄の子会社、長電建設(長野市)は23日までに、元従業員が取引請求書を偽造するなどして、長電建設の口座から約4億6600万円を私的流用したと発表した。長電建設によると、今年9月、長野中央署に告訴状を提出、既に受理された。 私的流用が認められたのは2014年11月~22年9月の約8年間。取引実態がない架空の請求により、外注先への経費支払いを装ったとしている。元従業員は22年11月に退職した。 長電建設は弁護士と相談し、合理的な範囲で損害回復の手段を講じるとともに、再発防止や社内教育の徹底に努めるとした。 長電建設は長野電鉄の傘下で、建築工事や不動産事業を手がけている。