「玉木くん、女の一念を軽んじちゃいかん!」不倫問題で役職停止中の玉木雄一郎に重鎮・亀井静香が喝!
天下をとる最大のチャンスだ!
亀井:衆院選で君たち国民民主党は大躍進したな。今、玉木くんにとって天下を取る最大のチャンスが訪れている。こういうチャンスはなかなか訪れないよ。 俺は'94年に自民党・社会党・新党さきがけの3党による「自社さ連立政権」を作った男だ。当時、自民党は衆院で過半数を割って下野していた。そこで政権を取り戻すべく、長年、対立してきた社会党と手を組んだんだ。多数党の自民党が少数党の社会党を、しかも「安保反対」「君が代反対」の村山(富市)さんを担いで政権を取ったんだよ。誰が考えてもおかしいと思う。だけど、村山さんは総理に値する人だったんだよ。 村山さんに会った時に、「(自民党が担ぐという)話はありがたいんだけど、俺の党(社会党)と政策が全然違う」と言うから、「それはそうだけど、政策はあなたが総理になってから考えればいい話でしょう」と言った。すると村山さんも「そうじゃわな」と。偉いもんだ。 玉木:その時の自民党は、少数与党になるという道はなかったんですか? 亀井:「小に大を担げ」と言ったってダメなんだ。小である社会党が嫌だと言ったら終わりだ。そうじゃなくて、「大が小を担ぐ」ならできる。簡単な力学だ。 玉木:よくそういうことを思いつきましたね。
お前はもう政治家やめろ!
亀井:まあ政治ってのはそんなもんだよ。今、石破政権も少数与党になっているが、アンタは助けに行くのか? 玉木:我々の政策を実現してくれるかぎりにおいては協力していますけれども。 亀井:ダメだ、お前は。もう政治家やめろ。それは思い上がりだ。政策なんて村山さんのように、政権を取ってから考えればいい話だ。世の中はどんどん変わっていくんだから、その時に合った一番いい政策を考えて実行するのが政治家だよ。自分たちの頭にあるものを押し付けるのは政治家じゃねえんだよ。 玉木:我々も国民が求める政策を打ちたいと考えています。来年は参院選もありますし。 亀井:今みたいにフラフラしていたら選挙には勝てないぞ。そうじゃなくて政治家なら政権を取りに行くんだ。かつて安倍晋三総理に次期総理は誰が相応しいかと聞いたら「権力は自らもぎ取るものです」と言い切った。俺も常に風は吹かせるもので、待っていてはダメだと言っていたから、全く意見が一致したよ。 後編記事「「玉木くん、石破総理を倒すんだ!」重鎮・亀井静香の説教に玉木雄一郎がタジタジ…」へ続く 「週刊現代」2024年12月28・2025年1月4日号より
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