【闘病】原因不明の目眩と嘔吐がまさか「多発性硬化症」妊娠中や出産後も再発
やりたいことは今のうちに。笑顔で病気を乗り越えたい
編集部: 闘病に向き合う上で心の支えになっているものを教えてください。 横道さん: 今の夫です。夫と交際を始めた時はまだ症状はなく病気はわからず、私も元気でした。結婚する前から病気を理解してくれていて、検査の副作用で私が辛い時も支えてくれました。 編集部: もし昔の自分に声をかけられたら、どんな助言をしますか? 横道さん: 「もっと自分の身体に耳を傾けて!」「やりたいことは今のうちにやってね、私は今でもたまに全力疾走したくなるよ」ですね。 編集部: 現在の体調や生活などの様子について教えてください。 横道さん: 私は24歳の時に発作が起こりICUに入ったことがありましたが、てんかんなどではなく、おそらく多発性硬化症の憎悪期と言われました。2カ月程で3回倒れてしまったこともあって、今はラミクタールを毎日1回1錠(100mg)飲んでいます。 編集部: あなたの病気を意識していない人に一言お願いします。 横道さん: 見た目ではわからないですが、健康な人の倍は疲れを感じてしまいます。私は話すことが大好きですが、だんだん疲れてきてしまいます。何をするにも疲れやすいです。 編集部: 医療従事者に望むことはありますか? 横道さん: 皆さん頑張ってくださっているのは重々承知していますが、予防薬ではなく完治する薬や後遺症を治せるお薬を見つけてほしいと思います。 編集部: 最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。 横道さん: 病気の有無関係なく、誰にだって喜怒哀楽はあります。ですが、病気になってどれだけ辛くても、「笑顔」でいれば乗り越えられる気がします。病院の関係者や、病気になったことがきっかけの友達も増え、前向きになれる日はいつかきっと来ますよ。
編集部まとめ
闘病を続けながら二回の出産を経験された横道さんですが、「まずは自分の体が第一であることを忘れないでください」とおっしゃっていました。 主治医としっかり相談した上で、どのように妊娠を目指していくかを検討していくことが大切ということがわかりました。病気でも子どもが欲しいと考えている方は、今回の横道さんのお話が参考になるのではないでしょうか。