【東京大賞典】フォーエバーヤング〝8割のデキ〟で完勝! 坂井瑠星が挙げた「世界一」への課題
サウジで世界の超一流と対決
今後は予定通り、サウジC(2月22日=キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)からドバイワールドC(4月5日=メイダン競馬場・ダート2000メートル)へ。今春にサウジダービー、UAEダービーと連勝した中東遠征へのチャレンジを改めて表明した。 サウジCでは、ブリーダーズCクラシックの勝ち馬でケンタッキーダービー2着のシエラレオーネ(牡3・Cブラウン)と再戦するだけでなく、香港カップで史上初の3連覇を果たしたロマンチックウォリアー(セン6・Cシャム)、今年のドバイワールドCを圧勝したローレルリバー(牡6・Bシーマー)といった強豪も参戦を予定。各路線における古馬トップホースと、世界最高峰の舞台でしのぎを削ることになる。 この日の馬体重は543キロ。発表のある国内戦では過去最高だったことについてトレーナーは「想定通り。プラス10キロのイメージで、太いというよりは成長分。ただ、4コーナーで手応えが悪くなったように、今回は勝てたけどこれではサウジカップは勝てない。もう一段、上げていかないと」と鞍上ともども〝4コーナーの手応え〟を課題に挙げ、さらなるレベルアップを誓った。 矢作師と坂井は、ともに東京大賞典初制覇。師弟がともに生まれ育った大井で一年の締めくくりとなるこの大一番は「口では言い表せない舞台」(矢作師)でもあった。課題を残しつつも、完調手前で負けられない一戦を制したことによって、国内に敵なしの力量は明らか。故郷に錦を飾った師弟タッグのこれからの目標は、世界の頂点だけとなっていきそうだ。
東スポ競馬編集部