ＬＧエレクトロニクスのロゴ

ＬＧエレクトロニクスの７－９月期売上が対前年比１１％増えたが、営業利益は２１％減った。冷暖房空調とサブスクリプションなど新事業が成長したが、グローバル物流コストの上昇や消費者家電需要不振に足を引っ張られた。 ２４日、ＬＧエレクトロニクスは７－９月期の連結基準で売上２２兆１７６４億ウォン（約２兆４４１３億円）と営業利益７５１９億ウォンの確定実績を発表した。昨年同期に比べて売上は１０．７％増えたが、営業利益は２０．９％減った。営業利益率も１年前（４．７％）と直前四半期（５．５％）に比べて低い３．４％にとどまった。同社は「市場需要回復の遅れが長期化していて、中東地域の地政学的紛争やグローバル海上運賃の上昇でコストがかさんだ」と説明した。 事業別には家電（Ｈ＆Ａ）事業だけ売上（８兆３３７６億ウォン）と営業利益（５２７２億ウォン）が共に成長した。それぞれ前年同期比１１．７％、５．５％増となった。Ｂ２Ｂ（企業間取り引き）冷暖房空調（ＨＶＡＣ）事業や家電サブスク事業の成長のおかげだが、会社は「サブスク事業が家電売上に占める比重が昨年１５％から現在２０％まで伸び、今年１～９月期の売上が昨年同期に比べて５０％増えた」と明らかにした。 ＴＶ（ＨＥ）事業はＬＣＤパネル価格上昇のために、電装（ＶＳ）事業は電気自動車（ＥＶ）需要停滞のためにそれぞれ営業利益が５７％、９９％減少した。ディスプレイなど企業用製品の運用・管理がメインのビジネスソリューション（ＢＳ）事業は物流コストの上昇や投資などで赤字幅が大きくなった。ＬＧイノテックの実績がアップルｉＰｈｏｎｅ１６シリーズの不振で後退したのもＬＧエレクトロニクス全体営業利益が減収となった要因になった。