宇都宮みんみん、大阪点天…キャンプで焼いても美味しいご当地餃子。国井律子のおすすめTOP5とは
国井律子がおすすめするご当地餃子がうまい店5選
旅エッセイストという仕事柄、日本の各地に行く私です。その都度、餃子を見つけてはいただいています。 1.栃木県宇都宮市「宇都宮みんみん」 宇都宮餃子には明確な定義はなく、白菜やキャベツが多めに使われているのが特徴だそう。酢だけでサッパリいただくのが「宇都宮スタイル」といわれることもあります。お店のテーブルには、醤油、酢、ラー油、胡椒などの調味料が置いてあり、客は好きな味付けにしていただいています。ちなみに私は酢と胡椒で食べるのが好みです。 11時開店。3連休だったので念のため10時10分に訪れたところ、すでに大行列。結局、2巡目の1番先頭になり、11時23分に入店できたのですが、私たちの後ろはカオスでした。いったい何時間待ちだったのだろう…。その人気ぶりに正直ビビリましたが、冷凍生餃子はインターネットからお取り寄せもできるし、お持ち帰りもできます。今回私たちは10人前(60個)を買って帰りました。5人前×2箱です。ベランダで焼いて食べた話はのちほどご紹介しますね。 2.静岡県浜松市「むつぎく」 浜松餃子の特徴は、ふんだんに使われた「キャベツ」の甘味。丸く焼いた「円盤焼き」の真ん中に茹でモヤシを添えているお店も多いですね。お口直しにサッパリとうれしい。 浜松市内には餃子専門店が約80軒もあるそうです。 夫と結婚する前のこと、おのおのの自転車で浜松餃子を「食べ漕ぎ」しました。「むつぎく」「錦華楼」「かどや」と3軒回ったのですが、コダワリの餡、皮の厚い薄い、オリジナルのタレなど、どの店にも違いがあり楽しく美味しくいただけました。 3.石川県金沢市「第7ギョーザの店」 金沢といえば「ホワイト餃子」、通称「ホワギョー」。もともとは千葉県野田市の食べ物らしいのですが、日本全国の激うまグルメや独特の習慣を紹介しているテレビ番組「秘密のケンミンSHOW」でも、金沢の名物餃子として紹介されていました。金沢市内にある「第7ギョーザの店」は、ホワイト餃子グループの本部から特別に認められた「技術連鎖店」だそうで、平日でも大行列でした。 たっぷりの油で焼かれた焼き餃子。皮は厚いけどモチモチでくせになる味わいです。現在、餃子の生産が追いつかないため(それもすごい話)残念ながら生餃子の販売や通販は休止しているとか。 4.大阪府大阪市「点天」 点天の餃子といったら「食事で」というより、なんとなく「お酒のつまみ」に最高だと思う私です。食べ飽きしないよう、餡に使うニラにあえて香りの少ないものを選んでいるそうで、だからぎっしり詰まったひと箱をペロリと食べきってしまうんですね(笑)。 フライパンいっぱいに小さな点天餃子を敷き詰めて、蒸し焼きにするだけ。キャンプにも美味しくオススメです。 大阪の主要駅や空港のお土産売場で必ず見かける「点天」の餃子。「そういえば家でしか焼かないなぁ」とふと思いました。店頭販売と通販がメインとなりますが、JR新大阪駅在来線改札内のエキマルシェ新大阪には、唯一、イートインができるバルがあるそうで、いつかお店の味を楽しんでみたいですね。 5.東京都府中市「くりばやし」 府中に棲んでいる友だち夫婦の家にお邪魔した帰り道、必ず駅前で買うのがこちら。昔ながらの手作り餃子は大きくて、具がたっぷり入っています。ビールが止まりません(笑)。定番の「オリジナル餃子」以外にも「ひとくち餃子」、ニンニク抜きの「肉ニラ餃子」、もしくはニンニクたっぷりの「スタミナ餃子」など、いろんな味が楽しめます。 いつも手土産に困ってしまう私。こうやって地元に飛びきりの名物がある、しかも万人うけする餃子ってちょっとうらやましいです。