【AI活用】“地域情報の音声案内アプリ”実証実験始まる…東京のスタートアップ企業が開発(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
複数のAIを活用し、地域情報を音声で案内するアプリの実証実験が、静岡・掛川市などで始まりました。 地域トピック案内アプリ「Bashow」は、車で移動中に、近くの飲食店や地域のイベント情報などを短い音声で案内してくれます。 (アプリの音声案内) 「天浜線掛川駅は、天竜浜名湖鉄道の東の起点駅として、地域の重要 な交通拠点となっています。学生の利用が多く、旅人にも人気があり、風情ある沿線風景が魅力的な、愛される路線の一部だそうです」 東京のスタートアップ企業が開発したもので、インターネット上の情報収集や分析、文章の作成などを複数のAIが行い、瞬時に音声で伝えてくれます。掛川城の周辺を車で走ると…。 (アプリの音声案内) 「この近くにある『竹の丸スイーツ カフェ』は、掛川市の歴史的な建物を生かした魅力的なカフェです。おいしいお茶とスイートを楽しみながら、美しい庭を眺めて、のんびりとした時間を過ごせるそうです」 提供される情報は、季節やイベントの開催時期などによって変化します。対応機種でダウンロードすれば誰でも利用可能で、開発した会社は、今後、車の中でもデジタルコンテンツが活躍する時代を迎えると話します。 (Bashow 程塚 正史 代表) 「今、車やモビリティ産業の大変革期ととらえている」「デジタルコンテンツが移動体験 をリッチにする、豊かにする未来を想定し作りたい」 実証実験は、掛川市、菊川市、御前崎市のエリアで行っていて、それぞれの市では、実証実験のデータをもとに、観光政策などに活用していきたいと話しています。