ワニの背中ゴシゴシ 1年の汚れ落とす 静岡県・東伊豆の熱川バナナワニ園
東伊豆町の熱川バナナワニ園で26日、年末の風物詩「ワニ池大掃除」が行われた。飼育員がブラシでワニの背中を掃除し、1年分の汚れを落とした。 体長約2・5メートルのアメリカアリゲーターなど4種12頭が飼育されている同園分園の「ワニ池」の水を抜き、底にたまった泥やコケを洗い流した。ワニの掃除では、飼育員が木の盾で身を守りながら、ホースで水をかけ丁寧にブラシをかけていった。来場者は、気持ちよさそうに目をつむったり、逃げ回ったりするワニの姿を楽しんだ。 飼育員の菅原浩樹さん(31)は「汚れを落として元気に新年を迎えてほしい」と話した。 同園では本園と合わせて16種約100頭のワニを飼育。背中の大掃除は1971年の分園開園当初から続けているという。同園は年末年始も営業する。
静岡新聞社