小池都知事が記者会見5月8日(全文2完)レムデシビル承認は1つ前進
これは感染症の話だと強調したい
かつ、ご承知のように多くは軽症、もしくは無症状の方でございます。そういった方々をやはり1つの場に、そして看護師さんがいて、24時間いらして、そして東京都医師会のご協力によってお医者さんがいらっしゃるということで、医療ケアが受けられる。軽症の方が突然、重症に変わるケースもございますので、そういう意味でご自宅にいられるよりは、このような、すでに2800床を用意しております、ホテル、いわゆる宿泊療養のほうにお移りいただきたいと、このように考えています。 ホテルにそのまま缶詰めになるのはというお話ですけど、そもそもこれは感染症の話をしているということをあらためて強調をさせていただきたい、このように思います。加藤大臣とは、しばしば連絡を取り合いながら、こういったところを改善してほしいということをお願いして、そしてそれらの声を聞いていただいて、改善がされているというふうに理解しております。
越境患者の存在を知っていたか
フジテレビ:フジテレビの「グッディ!」の広瀬と申します。よろしくお願いいたします。PCR検査に関してなんですが、番組で埼玉県の民間病院を取材したところ、東京都でPCR検査を受けられなかったために県をまたいで受診し、その上で検査も受けたという患者さんがきのうだけで10人以上いらっしゃったそうなんですね。そういった越境患者さんがいるという実態についてご存じだったかという点と、すでに検査の基準やキャパシティーのご説明いただいた上でなんですが、東京都のここ数日の感染者の数が減っているというこの状況は、他県に比べてちょっと東京都での検査の基準が厳しくて、その数が十分ではなかったからではないかというようなことも考えられるのではないかという、このことに関して知事はどのように思われますでしょうか。 小池:患者さんっていうのは東京都のほうで仕事をしておられる場合、それから住居が当該の県にある場合、チョイスだと思います。そういうことから生じているということ。それからやはり人口が多いというのは何よりも間口が狭くなっている理由だろうというふうに考えます。 一方で、それぞれの区の保健所は、先ほど申し上げましたように特別区っていうのは基本的には国とつながっております。昭和50年以来の、これは地方分権の1つの象徴としてそうなっているわけでございまして、区と都というのは対等なところになって、そのわりには保健所の所長さんは東京都からのあっせんといいましょうか、東京都からの保健師の資格を持った方々、医療的な資格を持った方をご紹介をされていただいてるということで、ちょっとその辺りはある意味、行政の、一言で言うと仕組みというところも若干関係をしていると。これは東京都だけの話であります。 いずれにしましても今、厚労省、よって厚労省の系列というか、指揮系統の中にある区として、また、感染症という観点からは、総合調整機能というのは都が有してるわけでございますので、そういう意味で保健所のほうのスタッフの補強はただ今、東京都からもさせていただき、そして先ほどの37.5度、4日間という縛りが解けますと、それはより多くの方に検査を受けていただけるのではないか、さらには東京都医師会のほうで、PCR検査を各地域の医師会の皆さま方がご協力いただいてるということから、この点については、より多くの方々に検査を受けていただく環境は、より改善されたというふうに思っております。以上です。はい、最後の質問です。