小池都知事が記者会見5月8日(全文2完)レムデシビル承認は1つ前進
西村大臣に何を要望したのか
朝日新聞:朝日新聞の軽部です。国の地方創生臨時交付金についてお伺いします。5月1日に配分額の一部が公表され、感染者数が全国最多の都への交付額は全国9番目の103億円となりました。小池知事は翌日の2日に西村大臣の元を訪れて増額を求めていたかと思います。1日時点のぶら下がり取材では配分額についての受け止めはノーコメントとおっしゃっていましたけど、2日での要望ではどのようなことを大臣に訴えたのでしょうか、要望の理由と、あらためて額についての受け止めをお聞かせください。 小池:今回の支給される交付金でありますが、これは感染症に関しての対策について支払われるものだと。このタイトルが打ってあって、そして感染症の感染をした人数っていうのは、残念ながら東京が一番大きいわけであります。そういったことから、それらの数値がどこまで勘案されたのかっていうことについて不明であるということから、ノーコメントとさせていただきました。やはりこれについては目的が感染症であるというタイトルであるならば、より東京都については国からの対策費として受けてしかるべきだということでございます。リーマン・ショックのときと比べてとおっしゃるんですけれども、今回は感染症としての対策を打っているわけでございますので、その辺を国のほうにはご理解いただければというふうに、西村大臣にもお伝えしたところであります。
厚労相が入院施設にホテル含める方針。対応は?
時事通信:時事通信の斎藤です。軽症者向けの療養施設のことについて伺いたいと思います。東京都は1200人分の宿泊施設を確保したと思いますが、現在の業者というのが、だいたい毎日200人弱にとどまっていると思います。そういった中で、厚労省が強制的な入院の対象施設として宿泊療養のホテルなどを含めるという方針を示しておりますけれども、知事はこうした動きについて都としてどういう対応を取るのか、お教えいただければと思います。 小池:これまで保健所で、保健師の皆さんが陽性になった方々に、その症状に応じて、病院ですか、それとも自宅ですかという、そういう措置を取っておられたわけでございます。というか、自宅にとどまることを望む方がむしろ多かったということです。その理由とすれば、多くはやはり家族の面倒を見なくちゃいけないということとか、それからペットがいるということを挙げられる方が多いというふうに聞いております。よって、東京都として、今は家庭内感染が増えているわけでございますので、ペットについては動物愛護センター、それから東京都の獣医師会のほうと連携して一時的にお預かりをするという策をすでに講じております。 それから、お年を召した方のお世話ということでは、デイケアセンターなどと連携をしまして、お世話をさせていただく。お子さんについても同じようにそれぞれの地域とともに、お世話をするということで、やはり基本はなぜその方が選択を迫られるかというと、感染症にかかっておられるからでありまして、今回、加藤大臣がそのように厚生省として強制的にというお話をされたということは、これまで保健所の方が説得をされてホテルに行ってくださいという措置を取ってこられたり、そこでなかなか家にとどまることを、また選ばれる方によって、さらに家庭内感染が広がるということを考えれば、ホテル、療養所にお移りいただくのが一番安心ではないかと思います。