社会成長の生命線として企業のITモダナイゼーションを支援--キンドリルジャパン・イングラム社長
2025年に向けたIT企業のトップメッセージを紹介する。 キンドリルジャパン 代表取締役 社長執行役員 ジョナサン・イングラム氏 地政学的、経済的環境が複雑に変化し続ける中、安心・安全で豊かな生活を続けるためには、日本社会や企業の根幹となるITインフラを支え、モダナイズすることが重要です。2025年はAIの活用が大幅に広がり、企業は想像の域を超えるような革新を起こし、個人は最新のツールを使用した自動化によりさらに生産性を向上させるでしょう。これは社会にとって素晴らしいことですが、一方で、データプライバシーの保護やサイバー攻撃への対処について、引き続き取り組んでいかなくてはなりません。 変化する環境においてシステム運用の役割は重要であり、キンドリルは今後もお客さまに高品質で安心・安心なサービスを提供し続けます。 キンドリルは新たに、日本におけるAIプライベートクラウドの提供を開始し、学術機関を含むお客さまがデータ主権を確保して安定かつ信頼性の高いAIプライベートクラウド環境を利用できるようにします。また、経営層からインフラ担当者までの幅広いニーズに対応して、設計、構築、テスト、実装、継続的な運用までをトータルでサポートし、ITモダナイゼーションやセキュリティ強化を支援します。その他、アドバイザリーサービスを提供する「Kyndryl Consult」の強化、運用品質の向上に向けた自動化などを提供する「Kyndryl Bridge」の機能拡充などに継続して取り組んでまいります。 これまで進めてきた日本への1億ドルの投資を生かして、2025年1月に新たなデータセンターを開設します。キンドリルのデータセンター戦略の特徴は、東日本と西日本で「zCloud」環境を立ち上げ、メインフレームのワークロードをモダナイズするために優れたプラットフォームをお客さまに提供することです。また、お客さまが既存のワークロードを広帯域・低遅延でパブリッククラウドに接続できるように、ネットワークハブも開設しています。 キンドリルには新卒社員を含め多くの社員が加わりました。人材のスキル強化については、教育プログラムの拡充や技術認定資格の取得奨励など、次世代ITエンジニアの技術力強化を支援します。また、2025年は、日本語に堪能で高度なデリバリー(IT運用)を提供できるインドの技術者の活用体制を強化します。インドは活気に満ち、成長を続けるITエンジニアのコミュニティーがあり、キンドリルがグローバル企業である強みを生かして優れた人材を確保します。 キンドリルは「人」を価値の中心と考え、「The Kyndryl Way」と称したカルチャーの醸成やダイバーシティー&エクイティー(ID&E)の推進に取り組んでいます。女性役員の割合は、2024年3月時点で25.6%ですが、2027年3月末までに28.5%に増やすことを目標としています。働きがいのある会社の認定、work with Prideのレインボー認定初取得など、2024年は多分野において活動が評価されましたが、この勢いを続けて社員エンゲージメントの向上を図ってまいります。 2025年も、キンドリルが掲げる「社会成長の生命線」を目指して、お客さまそして日本社会に価値を届け、サステナブルかつインクルーシブな未来に貢献してまいります。