米ユナイテッド、予想上回る利益見通し-時間外取引で株価上昇
(ブルームバーグ): 米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスが16日発表した4-6月(第2四半期)の利益見通しはアナリスト予想を上回った。ボーイング機の納入遅延や規制当局の監視強化で同社の事業拡大計画がリスクにさらされるとの懸念が緩和され、時間外取引で株価が大きく上昇した。
発表資料によると、4-6月の調整後1株利益は3.75-4.25ドルとなる見込み。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均は3.73ドルだった。
今回の利益見通しは、相次ぐ安全上の事故や一部旅客機の緊急着陸、拡大の要となる機体の納期遅れなど、ユナイテッドが年初からの難局を織り込んでいる。米連邦航空局(FAA)の監視下で、直近では新規の2路線で就航延期を決めるなど、すでに目先の成長に影響が出始めている。
米株式市場の時間外取引でユナイテッドの株価はニューヨーク時間午後5時23分(日本時間17日午前6時23分)現在5.7%上昇。年初から16日の通常取引終了までの上昇率は1%以下にとどまっている。
原題:United Air Outlook Eases Worry Over Fallout From Boeing Mess (2)(抜粋)
--取材協力:Lindsay Blakely.
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Mary Schlangenstein