【漫画】ストップ! 寝る前のスマホ。ルールを決めてブルーライトから睡眠の質を守ろう!【作者に聞く】
「夜中遅くまで寝付けない」、「なかなか起きられない」といった重度の不眠に悩む漫画家・宮咲ひろ美(@hiro_mei)さん。そんな彼女に、睡眠のスペシャリストである猫の「クウ」と「カイ」が、よい眠り方を伝授する漫画『ねこ先生クウとカイに教わる ぐっすり睡眠法』。 【画像】ブルーライトが睡眠に与える影響とは? 今回は、ブルーライトが睡眠に与える影響の解説にくわえ、宮咲ひろ美さんに自身の睡眠に関するお話を聞いてみた。 ――宮咲さんが本作を描きはじめたきっかけを教えてください 当時、常に「目覚めが悪い」「寝付けない」などの症状があり、睡眠について調べていたころ、ちょうど書籍のご依頼をいただきました。編集担当者さんに「睡眠についての漫画はどうか」とご提案したところ、描かせていただけることになったのがきっかけです。それに伴い睡眠コンサルタントの友野なお先生のご指導により、睡眠について知れば知るほど奥が深く、健康でいるためには欠かせないものだと気づかされました。 不眠で悩む人、そうでない人も知るべき情報がたくさんある!あらためて質のよい睡眠が健康にもたらす力のすごさをたくさんの人に伝えたい!という気持ちになりました。 ――本作には睡眠の質を向上させるためにやったほうがよいことと、やめたほうがよいことが描かれていますが、宮咲さん自身が「特にこれはやめてよかった」と思うことはありますか? やめてよかったひとつ目は合わない寝具をやめたこと。柔らか過ぎたマットレスが腰痛を引き起こし目覚めが悪かったのです。既存のマットの上に硬めのパッドを導入。加えて枕の高さを見直したことで、腰痛は消え睡眠の質が爆上がりしました。快眠には身体に合った寝具は必要不可欠だと、しみじみ実感。 もうひとつは、寝る間際の飲食をやめたこと。お酒を飲む習慣があるので、ダラダラ飲みはやめ、晩酌後は就寝まで3時間開けるようにしたら、そうでない時よりも寝起きがいい!できない日もありますがドンマイです。 ――本作の発売から6年がたちましたが、今でも続けている習慣はありますか? 体内時計を侮るなかれ……。ということで、夕方から寝るまでの間、照明を暗くして過ごすことを心がけ、寝る時間、起きる時間、食事の時間を毎日同じ時間にとることを意識しています。 ――最後に本連載をご覧いただいた方にメッセージをお願いします。 当時、睡眠の悩みがあったころ、本当にこんなことで睡眠の質がよくなるのか?とギモンに思うこともありました。目覚ましとともにスッキリと起きられる自分なんて想像できなかった私が、睡眠法の実践でそれが現実になったんです。 人それぞれ取り入れるべきは、寝具の見直しか、体内時計の整えか、食生活かなど、自身で探る必要があります。「質のよい眠り」は最上級クラスのリラクゼーションであり健康の源。たくさんの人がよりよい目覚めを実感できるように、もしもこの一冊が一役買ってくれたら幸いです。 画像提供:宮咲ひろ美(@hiro_mei)