高市氏の「電波停止」発言に対する抗議会見(全文3・質疑応答1)
ニュース23降板、率直な気持ちは?
金平:そのほかに、はい、どうぞ。一番前の。 田中龍作:フリーのジャーナリストの田中と申します。岸井さんと金平さんに質問さしていただきます。まず岸井さん、去年、安保法制が国会で審議されていたころ、TBSの『NEWS23』で岸井さんも真っ向から安保法制批判されて、もう1回出し直すべきだって言って、けれんみなく批判されて、僕はそれを評価してたんですが、評価する一方で、あ、こんなこと言って大丈夫なのかなって心配してました。だから心配してたら案の定降板させられました。 で、今こうTBS去るにあたって、去るっていうか「23」、降板するにあたって、今のこう率直なお気持ちをお聞かせください。悔しいだとか、日本のジャーナリズムが心配だとか、そういうところを。 岸井:はっきり申し上げて、私個人はまったく圧力に屈したと思ってないんですよ。本当に、うそ偽りなくね。で、具体的に私に言ってくる人も誰もいませんでしたし、何もね。おそらくみんな私の性格知ってるからもしそんなのがあれば、番組の中で言っちゃいますからね。おそらくそういうことはないかもしれないけど、どっちにしてもご存じのとおり、私は今度はスペシャルコメンテーターっていうね、おそらくテレビ界で初めての肩書じゃないですかね。 それでそれは報道、社会情報、全ての番組の枠を越えて随時、コメンテーターとして発信していくっていう立場になるんですよ。ですから、『サンデーモーニング』もそのまま続くし、それからまだ決定ではないけども、おそらくある時間帯で私まだ、続いてやることになってますんでね。だからそれは私にとっては「23」で夜中やるよりは、もっと違った効果があるかもしれないなと思っていますね。 田中龍作:では誰が23から岸井さんを降ろさせたんですか。岸井さんに直接言ってこないんだったら。 岸井:いやいや、降りるって話はだから、交代っていう話はだからあったわけですよ。 田中龍作:じゃあ誰が交代させたんですか、じゃあ。 岸井:誰が交代させたって言われてもちょっと困っちゃう。それはもう局のあれでしょうね、意向でしょうね。 田中龍作:分かりました。じゃあ金平さん、今日この記者会見をTBSはニュースとしてありのままに伝えることができるでしょうか。この記者会見を、TBSはニュースとして。オブラートに包んじゃ駄目ですよ。報道。 金平:それは各局の。何もオブラートなんか包んでないですよ。いや、各局は今、テレビを、カメラを出してて取材してるじゃないですか。それをその取材するかどうかっていうのは、そのときの編集長が判断するんですよ。 田中龍作:じゃあTBSは出せますでしょうか。 金平:なんで僕がTBSの判断を。 田中龍作:いや、あなたTBSの役員の人じゃないですか。 金平:何を言ってるんですか、いったい。編集権は現場の人間にあるってさっきから言ってるじゃないですか。現場の人間が判断して出すんですよ。上から、僕が、僕がいかに例えばなんかの役割に就いてたとしても、これをやれとかそういうような筋合いじゃないです。現場で判断するんですよ。 ほかに、はい、どうぞ。