【東スポ杯2歳S】クロワデュノール以外にも警戒必要! 有力馬5頭の配合を検証/坂上明大の重賞血統査定
ファイアンクランツ
母カラフルブラッサムの半兄にはピイラニハイウェイ(2012年佐賀記念、浦和記念)がおり、母自身も芝1800~2000mで3勝を挙げた中距離馬。ドゥラメンテ産駒の本馬はトニービンの4×4が特徴的な晩成型で、本格化はまだまだ先でしょう。その分、既に重賞で結果を出していることは素質の証明でもあり、トニービン内包馬が走りやすい東京スポーツ杯2歳Sの血統傾向とも合致します。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
レッドキングリー
母レッドエルザはGⅠ6勝馬English Channel(2006年WRターフクラシック、2006、07年ユナイテッドネーションズS、ジョーハーシュターフクラシック招待S、2007年BCターフ)の全妹。競走馬としては勝ち星を挙げられずに終わりましたが、Smart Strike産駒の牝馬は繁殖牝馬としても優秀で、レッドエルザ自身も2020年日経新春杯2着馬レッドレオンやオープン馬レッドアステルなど複数の活躍馬を出しています。サートゥルナーリア産駒の本馬は柔軟でバネの利いたフットワークで走る瞬発力型で、東京芝1800mは得意コースのひとつ。良馬場なら前走以上のパフォーマンスを期待できる素質馬です。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
坂上 明大