【若駒ピカイチ】将来性高いナグルファル ダノンデサイルを思わせる血統
◆ナグルファル（10月12日、京都、芝2000メートル）＝栗・杉山晴、牡、父エピファネイア、母ランドオーバーシー、母の父ベラミーロード 《戦評》好スタートから2番手をキープ。直線を向いても前を行く逃げ馬がしぶとく粘っていたが、残り100メートルを切ったところでグイッと伸びて捕らえ切った。優等生のレース運びで着差（半馬身）以上の強さを感じさせた。 《血統》母は米GⅠケンタッキーオークス2着馬で、半兄サトノエピック（父キタサンブラック）はユニコーンS、東京ダービー2着と活躍。父がエピファネイアで母系にエーピーインディの血が入っている点は、今年の日本ダービーを制したダノンデサイルと同じだ。 《将来性》川田騎手は「調教通りの内容だったと思います。一つ一つこれからよりよく覚えていければと思います」と振り返った。馬体のバランスの良さと追ってからの力強さが際立っており、将来性は高い。順調に成長していけば、来春のクラシックでの活躍が期待できる逸材だ。（増本隆一朗）
