【ラグビー日本代表】フランスに完敗…エディーHC「フィジカル面で完璧にやられた」後半の戦いは評価
◇ラグビーリポビタンDツアー2024 日本12―52フランス(2024年11月9日 パリ・フランス競技場) 世界ランキング14位の日本は同4位のフランスに12―52(前半0―31)で敗れた。通算対戦成績は14戦1分け13敗となった。前半だけで5トライを許す完敗で、この秋は2週間前のニュージーランド戦に続く連敗。次戦は16日にフランス・シャンベリーで同17位のウルグアイと対戦する。 前半で一度も得点を奪えず、5連続トライを与える一方的な展開。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「結果はとても残念に思っています。フィジカル面で完璧にやられた。相手のサイズ、パワーに対応できなかった」と完敗を認めた。 先月26日のニュージーランド戦では、最初の20分は互角に渡り合ったが途中から一気に崩れた。今回は逆に、前半で大差をつけられながらも後半だけを見れば12―21と強豪国を相手に善戦。「我々のような若いチームは前半終えて0―31だと諦めがちになってしまうけど、後半は良いラグビーができた。ハーフタイムから仕切り直すところが見られてよかった」と前回の反省を生かしたところは評価した。 ただ、強豪国相手ではあるが結果は2戦連続の完敗。WTB長田智希(24=埼玉)は「大敗が続いて落ち込むところは全員あると思うけど、次に向けて前に進むしかない。ジャパンが大事にしていることをぶらさずにやることが大事」と前を向いた。ジョーンズHCが掲げる目標「世界トップ4」は変わらず。指揮官は「長期間の目標なので4カ月でできるとは思っていない。(敗戦が続いても)トップ4を目指さない理由はない」と先を見据えた。