ADOR、NewJeansに専属契約有効を確認する訴訟「十分な議論が必要」
ADORがNewJeansを相手に専属契約が有効であることを確認する訴訟を提起した。 ADORは本日(5日)、公式コメントを通じて「3日、NewJeansとの専属契約が有効に存続することを法的に明確に確認してもらおうと、ソウル中央地方裁判所に専属契約有効確認の訴訟を提起した」と明らかにした。 続けて「NewJeansと一緒に歩んでいくというADORの立場は今も変わっていない」とし、「専属契約の効力に関して司法部の判断を求めることとは別に、アーティストと十分かつ真摯な議論が必ず必要だと思う」と伝えた。 そのうえで、「ADORの役職員が何度も懇願したにもかかわらず、まだアーティストとコミュニケーションの機会を作れていないが、私たちはアーティストと当社との間に生まれた不要な誤解を解消するため、絶えず努力する」と付け加えた。 先立ってNewJeansは先月13日、ADORに内容証明を送り、メンバーのハニに「無視して」と発言したマネージャーの公式的な謝罪、HYBE広報室長によるADORの成果に関する誹謗に対する措置、メンバーの同意なしに露出され、使用された写真や動画などの資料の削除、アルバム押し売り(制作会社が初動販売枚数を増やすために、販売会社に莫大な量を任せること)でNewJeansの評価が下げられた状況の解決、NewJeansのミュージックビデオ制作者であるイルカ誘拐団シン・ウソク監督との紛争による問題の解決などを要請していた。 その後、先月28日、NewJeansは緊急記者会見を開き、ADORが内容証明を受けた日から14日以内に違反事項を是正しなかったため、これ以上ADOR所属アーティストとして活動を続けることができないとし、「29日0時で専属契約が解除となる」と発表した。 【ADOR 公式コメント全文】 こんにちは、ADORです。 当社は12月3日、所属アーティストのNewJeansとの専属契約が有効に存続することを法的に明確に確認するため、ソウル中央地方裁判所に専属契約有効確認訴訟を提起しました。 所属アーティストとの問題が法的手段で解決されることを望んでいませんでしたが、会社とアーティスト間の専属契約が一方的な主張だけで簡単に解約されるものではないことを、アーティストはもちろん、様々な利害関係者に確認する必要があると判断し、やむを得ない決定を下しました。何よりも、アーティストと会社間の健全な信頼関係を基盤に成長してきたK-POP産業、さらには韓国大衆文化産業の根幹を守るための判断を裁判所から明確に求めるためです。 このような知らせをお伝えすることになり心苦しいですが、アーティストの方々が専属契約が適法に解約されたと誤解し、現在締結されている専属契約に違反する方法で芸能活動をしたり、それによって国内外の業界関係者に予期せぬ被害と混乱が発生することを防ぐためです。 今日のK-POPは、アーティストの才能と絶え間ない努力、ノウハウを持つ会社の全面的な投資と信頼、この二つの相乗効果で発展してきました。成敗を予想しにくい不確実な状況の中で、長期間会社の支援が先行しなければならないのが大衆文化、特にK-POP産業の必須不可欠な特性です。会社の先行的な支援は、一定期間、会社とアーティストが共に成長していくという期待と信念に基づいたものであり、これを前提に相互に同意し、合意したのが専属契約です。 この基本的な合意が守られなければ、長い間不確実性に耐えながら投資という名の全幅の信頼を送った会社の努力は無駄になり、どこにも補填されなくなります。つまり、この産業にこれ以上体系的な支援や投資とシステムの高度化は期待できなくなり、多くの人の汗と夢で急速に発展してきたK-POP産業の成長の好循環が途切れてしまうことを私たちは何よりも懸念しています。 NewJeansと共に歩んでいくというADORの立場は今も変わりません。専属契約の効力について司法部の判断を求めることとは別に、アーティストと十分かつ真摯な議論が必ず必要だと考えています。ADORの役職員が何度も懇願したにもかかわらず、まだアーティストとコミュニケーションの機会を持つことができていませんが、私たちはアーティストと当社との間に蓄積された不要な誤解を解消するために絶えず努力をするつもりです。NewJeansの音楽を愛してくださる方々に、より良い活動で報いることができるよう最善を尽くします。ADORとNewJeansのメンバー全員が賢明に現状を乗り越えられるよう、多くのサポートと応援をお願いします。
ペ・ヒョジュ