初心者にもおすすめ!絶景の紅葉が楽しめる登山、奈良・山辺の道【見頃|11月中旬~12月初旬】
近年のアウトドアブームを受け、登山やハイキングへの関心も高まっている。そこで今回は紅葉シーズンをテーマに、登山地図GPSアプリ「YAMAP」の開発・運営などを行っている株式会社ヤマップに、山歩き初心者におすすめのスポット・見頃を教えてもらった。 見頃はいつ?2024年の紅葉見頃時期予想【西日本編】 関西の紅葉と言えば京都・奈良などの寺社仏閣を思い浮かべる人が多いだろう。荘厳な伽藍と紅葉のコントラストも魅力的だが、スニーカーを履いてひと味違った紅葉風景を楽しもう!今回は日本最古の道を彩る風景が楽しめる「奈良・山辺の道」の紅葉をご紹介。 ■紅葉おすすめコース/奈良・山辺の道【見頃|11月中旬~12月初旬】 日本最古の道を彩る紅葉風景。のどかな山里で歴史に思いを馳せるハイキングの道 奈良盆地の東端を三輪から奈良に至る山辺の道(山の辺の道)は、有史以降で最古の道と言われ、その一部は東海自然歩道にもなっている。桜井駅から天理駅までの約16キロメートルがハイキングコースとして整備されているが、今回はそのうちの南側をご紹介。歩行距離は9.6キロメートルと選定基準を超えるが、比較的平坦で歩きやすく、トイレも随所に設置されているので手軽にスニーカーでの山裾歩きができる。 桜井駅を出発して最初に通過するのが大神(おおみわ)神社。背後にそびえる三輪山(466メートル)を御神体とし創建は有史以前に遡る。ここから山辺の道を北上すると桧原神社・景行天皇陵・崇神天皇陵などの史跡が点在し、農地や果樹園が広がるのどかな山里で悠久の時へ思いを馳せることができる。 写真提供/YAMAPユーザー:KAZ0048さんの活動日記より 「桜井駅~柳本駅|日本最古の山辺の道 縦走コース」の紅葉時期、歩行時間 都道府県: 奈良県桜井市・天理市 例年の見頃:11月中旬~12月初旬 歩行時間:2時間50分 歩行距離:9.5キロメートル 上り:205メートル 消費カロリー:557キロカロリー アクセス:JR桜井線 近鉄大阪線・桜井駅からすぐ ■スニーカーで行ける山とは? 「山を歩く」というと色々な装備が必要では?と思うかもしれないが、今回紹介するコースは登山靴や大きなザックは不要。歩きやすいスニーカーで楽しめる、絶景ハイキングコースを厳選した。 選定基準は以下の通り。 ・歩行時間:30分~3時間程度 ・歩行距離:0.5キロメートル~5キロメートル程度 ・上り標高差:300メートル以下 ・最高到達地点標高:2500メートル以下 ※一部、上記基準を超えるコースもある。 ※天候の急な悪化に備え、雨具や防寒具、飲み物なども忘れずに。明るい安全な時間帯に歩くように心がけよう。 ※コース選定に際しては「天気の良い日」にスニーカーで歩けることが基準。雨の日、積雪期は向いていないコースもあるので要注意。また、各山には複数のコースがあるが、今回紹介している「スニーカーハイク」推奨のコースに限定して、自然を傷つけないように歩くようにしよう。 さらに、多くの人が歩いている人気コースであるという点も加味。登山地図GPSアプリ「YAMAP」のユーザーの活動データ(集計期間:2022年9月~12月)をもとに、訪問者数の多かった人気の山・コースを中心に選定。 スニーカーは履き慣れたものであれば基本的にはOK。ただし舗装されていない土や岩の上やぬかるみでは、ツルツルの靴底だと滑りやすくて苦戦することも。グリップが効く溝がしっかり刻まれた靴底かどうか確認しておこう。 ※カロリーは総荷重で決まる。ここでは体重50キログラム+荷物キログラム=55キログラムを想定して計算。 ※ハイキングに出かける際は、自治体やビジターセンターなどが発信している最新の情報を入手し、必要な装備を揃え、安全に楽しもう。また、紙地図や登山ナビゲーションアプリを活用し、道迷いを予防しよう。 ※紹介しているコースは舗装されていない場所を歩くケースも多く、雨後のぬかるみなどお足元には注意しよう。