園児「止まって!」横断歩道で止まらない車 過去には“停止率ワースト”だった三重県 汚名返上なるか
横断歩道で車が止まってくれない問題。信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしていた場合、車は手前で必ず一時停止しなければなりませんが、過去の調査では三重県が全国ワーストの停止率だったことも。ことしの結果はいかに。 【写真を見る】園児「止まって!」横断歩道で止まらない車 過去には“停止率ワースト”だった三重県 汚名返上なるか JAFが毎年調査している一時停止率。ことしの全国ランキングは… 1位が長野で停止率87%、2位石川で80.9%、3位が岐阜で75.2%。そして、三重が14位で64.3%。さらに、愛知は16位で61%でした。東海3県いずれも全国平均の53%を上回る停止率です。 しかし…10日昼過ぎの名古屋・中区では、歩行者がいるにも関わらず、5台の車が停まることなく通り過ぎていきました。約2時間の取材中、半数ほどの車が横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる中で、一時停止しませんでした。 道路交通法では、信号機がない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいるのに、一時停止しなかった「普通車」のドライバーに課される反則金は9000円で、違反点数は2点です。 ■あわや大惨事…横断中の女性の真横を車が この横断歩道で車が止まらない問題で、特にひどいとかつて言われたのが三重県。2019年に取材した鈴鹿市での映像では… (記者)「女性が道路を渡ろうとしています。しかし、車が1台、また1台、対向車も通り過ぎます。さらに通り過ぎます…。手前で、トラックが止まりましたが、まだ対向車線で走り続けています」 止まるまでに10台の車が通過しました。 その後も、横断中の女性の真横を車が通過していくという危険な場面も。一歩間違えば大惨事です。 一方、津市の幼稚園の前にある横断歩道では… (園児)「止まって!」 「止まって」と訴える園児の声は届きません。津駅前でも、車が横断歩道で待つ歩行者の横を通過します。すると…警察の車が。 (警察の車)「黒色の車、左に車を寄せて止まってください」 (運転していた人)「歩いている人は分かったけど、通り過ぎた」 (警察官)「きょうは横断歩行者妨害という違反になります。点数2点と反則金9000円です」 (運転していた人)「切符作成?」