パリ五輪に呼びたかった…。欧州で活躍する23歳以下の日本人選手(9)生粋の点取り屋! とにかくゴールに貪欲な巨人FW
現地時間24日に開幕したパリ五輪(パリオリンピック)・男子サッカー競技。本大会に臨むサッカーU-23日本代表のメンバー選考は世間の目にどう映ったのか。さまざまな意見がある中で、今回はパリ五輪メンバーに招集したかったものの、呼ぶことが叶わなかった欧州日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:熊田直紀(くまた・なおき) 生年月日:2004年8月2日 所属クラブ:ヨング・ヘンク(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:9試合1得点0アシスト ゴールへのギラギラとした欲求を隠そうとしない熊田直紀もまた、パリ五輪で見てみたかったと思える選手だ。 2004年8月2日生まれの19歳。FC東京U-18在籍中の2022年2月に2種登録選手としてトップチームに登録されると、同年4月にトップチームデビュー、8月には翌2023年からのトップチーム加入が内定し、一気にキャリアの階段を駆け上がっていった。 今年1月には、チャレンジャー・プロ・リーグ(2部相当)所属のヨング・ヘンク(ベルギー)へ期限付き移籍。シーズン途中の加入ながら、リーグ戦で9試合に出場して1得点をマークした。 熊田の魅力は、先に述べたように「ゴールに対する飢え」を強く感じる点だ。日本は上手く、賢いFWを輩出することは多いものの、ゴールに貪欲なFWはなかなか出てこない。元日本代表FW久保竜彦氏や岡崎慎司氏といった生粋の点取り屋と同じ匂いを、熊田は漂わせている。 FC東京のクラブ公式サイトに掲載されている熊田のQ&Aには「筋トレ」「プロテイン」といった言葉が多く並ぶ。フィジカル強化に励むのも、全ては勝利を呼び込むゴールを奪うため――。パリでの活躍を見ることはできないが、2年後の2026 FIFAワールドカップのピッチには、努力が実りA代表の一員となっている熊田の姿があるかもしれない。
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