武豊「さすがですね。人気があると思う」ドウデュースの初年度種付け料1000万円に
今年限りで現役を引退するG1・5勝馬ドウデュース(牡5歳、栗東・友道)が25日、栗東トレーニングセンターを退厩した。管理する友道師に松島正昭オーナー、主戦の武豊も見送りに駆けつけ、慣れ親しんだ栗東トレセンを後にした。 ラストランとなるはずだった先週の有馬記念は、右前肢ハ行のため出走を取り消し。あくまで大事を取っての判断で、30人以上の報道陣も集まったこの日は元気にいななき、活気のある脚取りで馬運車に乗り込んだ。武豊もその姿を見届け「無事に出発できて良かった。元気があり余っているね」と優しく笑った。 今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。初年度の種付け料は1000万円と発表されており、武豊も「さすがですね。人気があると思う」とうなずく。2歳の朝日杯FSから5歳まで毎年G1を勝っており、「生産者にしたらやっぱり仕上がりが早いというのはセールスポイントになる。ダートでも良さそうだしね」と種牡馬としての活躍に期待を込めた。 気になるのはドウデュース産駒とのコンビ結成だが、「俺いくつまで乗ればいいの?」と苦笑い。産駒がクラシックの世代となる29年には自身が60歳だと知らされると、「マジで?一回やめて復帰しようかな。フランキー(デットーリ)みたいに」と軽妙にジョークを飛ばしていた。