寒天の技術と品質を競う品評会 今年の出来栄えを審査【長野】
江戸時代に製造が始まったと言われる諏訪地域の特産品「寒天」。その技術と品質を高めようと今年も品評会が開かれました。 審査員が手に取り、入念にチェックします。今年で53回目となった寒天の品評会です。 諏訪市や茅野市などで製造する10社から101点が出品され、一次審査を通過した16点が並びました。 寒天は海藻を煮て溶かし、朝の冷え込みで固め、乾燥させて作ります。 一大産地の諏訪地域では、江戸時代に製造方法が伝えられたとされています。 今年の出来はどうだったのでしょうか? ■県水産試験場諏訪支場・川之辺素一さん 「非常に良い出来で、素晴らしい成績の商品が多かった。暖かい日と寒い日が交互に訪れて、寒天の製造にとっては作りにくい年だったが、今までの経験を生かした製造が行われていると思う」 最高賞にあたる農林水産大臣賞は諏訪市の「マツキ」が受賞しました。