EASLケリンズCEOインタビュー…「広島、琉球がEASLのトップクラスであることは間違いない」
初参戦の広島の活躍に期待
――パリ五輪では男子日本代表が世界を驚かせました。日本バスケの勢いやインパクトについてどう見ていますか。 ケリンズCEO 正直、私にとっては大きな驚きではなく、期待の方が大きかったです。これまで日本代表だけでなくチーム単位のバスケも見てきました。Bリーグが始まり、リーグと選手能力の成長速度は驚異的です。その結果、FIBAランキング(日本21位)を大きく上げ、ヨーロッパの国を初めて破るなどの成果を出しています。フランス戦の最後の同点となり、延長持ち越しのシーンは、タフなコールで悔しかったですが、この結果はもうサプライズと呼んではいけないくらい、日本代表の未来は力強いと思います。 ――今シーズン参加する広島と琉球の印象を教えてください。 ケリンズCEO まず琉球はEASLの黎明期から参戦の歴史があり、球団との関係も構築されています。すでにEASLを楽しんでくださっているキングスファン・ブースターの存在もあり、キングスのカルチャーや情熱にはスペシャルなものがあると認識しています。EASLではアウェーの試合にも来場いただいている方々もいますし、我々にとって大切な存在です。キングスの応援スタイルはアジアの他球団が学ぶべきものですし、沖縄アリーナというバスケ観戦に特化したアリーナで味わうキングスホームの雰囲気を対戦相手も楽しみにしています。 ――Bリーグチャンピオンの広島についてはいかがですか。 ケリンズCEO 広島はEASL初参戦になりますので、マニラで行われたワークショップにお招きし、EASLの取り組みや広島の状況について共有しました。私はBリーグファイナルを直接視察しましたので、チームの力はすでに目撃していますよ。 ――おー! 横浜アリーナでご覧になったのですね。 ケリンズCEO オーイェス! 広島のもたらす一体感と迫力は他チームにとって脅威であり、EASLとしてはかなり楽しみにしてチームです。 ――広島と琉球がEASLで勝ち抜くためのポイントがあれば教えてください。 ケリンズCEO 日本でやっているバスケのスタイルを貫くことではないでしょうか。EASL参戦各国のスタイルはそれぞれ違います。相手に合わせて戦ってしまうと、勝てるリーグではないと思います。 ――広島、琉球が勝つチャンスは十分にありますね。 ケリンズCEO 当り前じゃないですか! 広島、琉球が今シーズンのEASLのトップクラスであることは間違いないと思います。