トランプ次期大統領、週内に財務長官候補者リスト絞り込みへ-関係者
ライトハイザー氏は既に中国と欧州連合(EU)に絡んだ関税計画を策定し始めており、ホワイトハウスで政権全体の通商政策を監督する幅広いポートフォリオを持つ可能性があると、プロセスに詳しい関係者は語った。
トランプ氏が金融業界のベテランを財務長官に起用し、ライトハイザー氏に通商問題の権限を与えた場合、政権1期目と同じような形で政策論争が展開される可能性が高い。
当時は意思決定プロセスの一部として議論を好むトランプ氏の面前で、大統領執務室のほか、時には報道陣や外国代表団が同席する場で、激しい意見の衝突が繰り広げられた。
米プロレス団体ワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)のリンダ・マクマホン共同創業者はルトニック氏と共に政権移行共同委員長を務めており、関係者によると、トランプ氏が政権初期に打ち出す可能性のある移民、貿易、エネルギー、その他の分野に関する一連の大統領令の草案をスタッフと作成している。
このグループは、来年の包括的な税制法案の議会通過に向けて戦略を練っているという。トランプ政権1期目で中小企業庁(SBA)長官を務めたマクマホン氏は、商務長官候補にも挙がっている。
なおトランプ氏は13日、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談する予定だ。
原題:Trump Expected to Narrow Treasury Chief Options by Week’s End(抜粋)
--取材協力:Amanda L Gordon.
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Nancy Cook, Jenny Leonard, Saleha Mohsin