NBAオールスターの試合形式を変更へ 「伝統的ではない」ものを検討中とコミッショナー明かす
NBAのアダム・シルバー・コミッショナーが2日(日本時間3日)、メキシコ市で行われたウィザーズーヒート戦の試合前に会見し、来年2月16日(日本時間同17日)にカリフォルニア州サンフランシスコで予定されているオールスタゲームについて、試合形式の変更を検討していると明かした。 東西カンファレスの対抗形式で開催されてきたNBAオールスターゲームは、2018年からファン投票で両カンファレンスの最多票を集めた選手を中心にチームを編成する形式に変更。昨季は東西対抗方式に戻したが、イースタンが史上最多の200点、ウエスタンも186点をマークするシュート練習のような内容で、激しい試合を求める声が選手からも出ていた。 今季のオールスターゲームについて「我々は他の形式を検討している」と明かしたシルバー・コミッショナーは、「昨季のオールスターゲームでも選手たちが失望したことは間違いないと思う。我々はファンのためにもっと良い競争とエンターテインメントを提供したいと考えている」と話した。「伝統的ではない」試合形式への変更を検討しているとしながらも、詳細は明言しなかった。 同コミッショナーは試合会場がウォリアーズの本拠であることから、同チーム所属のスーパースター、ステフィン・カリーに対し、より競争力がある試合にするための協力を求めたとも明かした。カリーとは直接話し合ったとし「彼にとってはホームゲーム。彼が誇りを持っており、選手たちがベストを尽くせるようにしたいと思っていることを知っている」と話した。カリーは昨季、オールスターゲームをより競争的にするために選手たちが「少し」話し合ったと明かしていた。