「地域経済の発展へ努力」 みえ熊野古道商工会、賀詞交歓会で誓い合う 紀北町
【北牟婁郡】みえ熊野古道商工会(藤村達司会長)は7日夜、紀北町東長島のホテル季の座で新春賀詞交歓会を開いた。会員企業の代表ら69人が出席し、地元商工業の発展を誓った。 同商工会は平成26年に紀北、御浜両町の商工会による全国初の飛び地合併で発足。交歓会は来賓として、紀北町の尾上壽一町長や御浜町の大畑覚町長、鈴木英敬衆議院議員らが出席した。 藤村会長は年頭のあいさつで、10周年で掲げた経営支援の三つのK「強化、継続、向上」の1年目を振り返り、地域経済は「大きなトラブルもなく、平穏のうちに推移している」と評価した。 来月に21人の外国人技能実習生を受け入れることや、昨年に観光業の強化を目的とする観光委員会を設立したことも報告。「いろいろな形で地域経済の発展に向けて努力する」と述べた。 尾上町長は「今年で町制20周年を迎える。皆さまと協力し、気合を入れて頑張りたい」、大畑町長は「コロナ禍の影響で消費が伸びない中、コストの抑制に尽力してもらいたい」と話した。 その後、紀北町議会の入江康仁議長が乾杯の音頭を取り、出席者が新年の幕開けを祝福。会食を通じて親交を深めた。