オタリアのメス「むぎ」死ぬ 去年8月に生まれた人気者 三重・鳥羽市の鳥羽水族館
三重県鳥羽市の鳥羽水族館は1月7日、去年8月に誕生したオタリアのメスの赤ちゃん「むぎ」が6日に死んだと発表しました。6日夜に体調が急変し、そのまま死亡したということです。
むぎは、父親の「クーバ」と母親の「がっちゃん」の間に誕生しました。一般募集して名付けられたむぎは、館内の「海獣の王国」の屋上スペースにある「ヒレアシ育成水槽」で一般公開され、いっしょに暮らす母親に甘える様子がかわいいと人気を集めていました。 去年12月22日から離乳に向けて、むぎは自力でエサを食べられるように訓練をしている移行期でした。従来の飼育事例と同様、この移行期に人口ミルクと魚のミンチを与えていましたが、担当者によると、むぎはこれまでの事例とは異なり、体重の順調な増加が認められなかったということです。その原因は判明せず、特異な状況に陥ったといいます。 担当者は「今回の事例を、今後の新生児の生育管理に必ず生かしたい」と話しています。 鳥羽水族館で飼育しているオタリアは、オス1頭、メス3頭になりました。