西目の強力左SB佐藤快斗が左足で先制アシスト、クロスバー直撃のミドル弾も
[10.19 選手権秋田県予選準決勝 西目高 1-0 大曲工高 ソユスタ] ヘディング弾を決めたDF吉田碧(3年)が「いつも凄い質の高いボールくれる」と称賛し、安田洋平監督は「守備も強い」と説明する。西目高の強力左サイドバック(SB)・佐藤快斗(3年=にかほ市立仁賀保中出身)が決勝進出に貢献した。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 前半12分、左サイドから雨中でGKが対応しづらいボールを意識しての左足FK。これがファーの吉田の頭へ通り、決勝点となった。左足の精度、パンチ力にも自信を持つ佐藤は、前半33分にもクロスバー直撃の左足ミドル。「いつも狙っています。前回の試合(準々決勝)でもPA外らへんからゴール決めて、やっぱり自信あるんで」という左足で相手ゴールを脅かした。 「(相手の)サイドバックの背後をしっかり自分たちの形なんで、そこら辺を狙って相手がクリアしにくいボールだったり、(味方に)セカンドボールを拾わせる高いボールだったりとか、そういうのを意識して蹴っています」という佐藤は配球役、プレースキッカー、今大会3戦2発のフィニッシャーとしても期待の存在。加えて、スピードがあり、守備範囲の広い左SBは、吉田、主将のDF堀田昊生(3年)とともに守りの要の一人として信頼を受けている。 サッカーは高校でやり切る考え。決勝へ向けては、「今日、あんまり自分たちのサッカーが出来てなかったんで、天気悪くても、良くても関係なく、しっかり自分たちのサッカーやって、勝ち切れるようにしたいです」。宿敵・秋田商高との決勝で個人としても武器を発揮し、選手権切符を掴み取る。