芸能活動再開の越前屋俵太「僕は究極の寄り道をしてる」
芸能活動を再開した理由は?
この日、ニワトリ柄のニット帽、牛模様のジャケットを着て臨んだ俵太。メインパーソナリティーの武田和歌子アナウンサー(38)との掛け合いも、軽快だった。番組終了後の俵太を直撃してみた。 ──芸能活動を再開した理由は何でしょうか。 俵太:復活するぞって復活したわけじゃなくて、ほんとにご縁があって、気がついたらここに座ってたって感じです。冷静に考えると、僕は元々デビューした時も、ふつうはタレントになりたくて上京してプロダクション入ったり、弟子入りしたりする。僕は全くそんなんじゃなくて、ただバーテンしてたら、たまたま目の前にいる人がおもしろい人で、テレビ局のバイトあるから行こかって言われて行って。僕がスタッフとしてADで、たまたま企画会議してて、その時の企画がおもしろくなくて、「おもしろくないよ」って言ったら、「何がおもしろいの」って聞かれたから、こういうことがおもしろいって言った。売り言葉に買い言葉的に言ったら、そしたら「君は自分でやりなさいよ」って言われて。はあ~って。 今思うと、全部そんな感じで。行きがかり上そうなった。そこがね、決定的に他のタレントさんとは違いますね。皆さん、なるべくしてなる。なりたくてなる。僕は究極の寄り道をしてる。目的がないまま、こうなってしまった。悪いと言えば、悪い例でしょうね。再開もそんな感じです。
ナイトスクープでもおなじみの衣装も22年ぶり復活
──今日のラジオ番組出演の感想は? 俵太:お昼のラジオってね、アッという間に終わるよって言われてたんですけど、ほんとにアッという間に終わりました。以前は深夜にやってましたから。 ──ところで、その格好は? 俵太:鶏の頭と牛のボディです。「鶏口牛後(けいこうぎゅうご)」(意味は大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ)っていうことわざがあって、(大きな)会社の看板で何か大きなことをするのもいいんですけど、自分で頭を張らないとあかんの違うかなって。それを表現するのに、まぬけな格好ですけど、「これいいかも」と思って、ナイトスクープによくこの格好で出てたんですよ。でも当時、意味を言ってなかったから、ただ変な人やと思われてた。1995年にナイトスクープを辞めて、この格好はそれ以来やから、22年ぶりの復活です。