芸能活動再開の越前屋俵太「僕は究極の寄り道をしてる」
武田和歌子のぴたっと。で俵太が復活
芸能活動再開の越前屋俵太「僕は究極の寄り道をしてる」 撮影:北代靖典 編集・ナレーター:柳曽文隆 音楽:イーゼル芸術工房 THE PAGE大阪
かつて「探偵!ナイトスクープ」(ABC朝日放送)に探偵として出演して人気を博したお笑いタレント・越前屋俵太(55)がこのほど、同局のラジオ生番組「武田和歌子のぴたっと。」(月~金曜・午後3時~5時)の月曜新レギュラーとして初出演した。これは越前屋俵太復活記念第一弾のレギュラー番組で、しばらく芸能活動を休止していたが、「あの俵太が復活?」と話題になっている。そこで芸能活動を再開した理由などを聞こうと、放送終了直後のスタジオを直撃した。
13年ぶりにタレント活動を再開
越前屋俵太は、1981年「笑ってる場合ですよ!」(フジテレビ)への出演から全国デビュー。「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)「世界・ふしぎ発見!」(TBS)、関西では上岡龍太郎局長時代の「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)に初代探偵として出演して人気を呼んだ。 1993年、有限会社「越前屋電視社」を設立、番組の企画・プロデュースを手掛ける。同社企画協力および自身出演のローカル番組「俵太の達者でござる」(福井テレビ)が、1994年日本民間放送連盟賞のテレビ娯楽部門で最優秀賞を受賞。 1999年には北野武監督からの推薦を得て、映画『THE HEART MAN』(島田洋七主演)の監督も務めている。1996年頃から書家「俵越山」を名乗り、決まりに縛られない自由な書道を始めた。 2003年からは越前屋俵太としての芸能活動を休止。書道家としての活動のほか、京都大学、関西大学などで教鞭をとっていたという。今回「ぴたっと。」の出演を機に、13年ぶりにタレント活動を再開した。
25年ぶりに帰ってまいりました
ラジオ出演は25年ぶりだそうで、ぴたっと冒頭の自己紹介では「25年ぶりに帰ってまいりました!」とあいさつ。小ボケを連発する独特の話芸だけでなく、V字回復したテーマパーク「ひらパー」(ひらかたパーク)に触れ、「決定権を持っている経営者が(若い人に)代わって来た。全部が全部、仕掛けたからと言ってうまく行くとは限らない。クリエイターもすごいと思うけど、決定権を持ってる人が若返ってきたと思う。やるのが怖くて座して死を待つか、打って出て死を待つか。ひらパーは動いて成功した」などと大学の非常勤講師等の肩書を持つだけに、真面目な話も繰り広げた。 リスナーの評判も上々のようで、番組プロデューサーは「そのままでもおもしろい。ラジオのパイを大きくしたいという狙いもある」と起用理由を語っていた。