神田伯山、大物タレントに苦言「もうやめろよ、お前。横綱なんだから」後輩に「首切り」エールも
講談師の神田伯山(41)が6日放送のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」(金曜午後9時30分)で、タレント伊集院光(57)の発言に苦言を呈した。 【写真】“横綱”の振る舞いを求められた大物タレント 伯山は番組序盤で、「今回、ちょっと伊集院さんの話をしたいのよ」と切り出し、放送作家をブースに呼び込んだ。続けて、同局「こねくと」パーソナリティーの石山蓮華とともに、母校・武蔵大学のイベントに参加したことを触れると「(石山)蓮華ちゃんちょっと、かわいそうになって。俺の(大学の)後輩だから言うわけじゃないんだけど、またイジュがそんなこと言ってるでしょ。『こねくと』批判みたいな、もうやめろよ、お前~。もう横綱なんだからさ」と呼びかけた。 伯山は「『深夜の馬鹿力』、そこだけ聞いたんだけどさ」と、伊集院がラジオ番組で「こねくと」CMが入ったことについて触れた発言を紹介。「『こねくとのCM、ダセえ!』みたいな。『あんなんで、こねくと聞こうと思うヤツいねえよ』みたいなこと言ってるんだけど、もうあなたはそれを言う格じゃないんじゃないの? もう言わなくていいんじゃないかな~」と、明るい口調ながらも苦言を呈した。 さらに「その前の週も、ちょっとなんか、『俺はオードリーよりも1・7倍ぐらい聴取率取ってるのに、誰も褒めてくれない』とか言ってんだけど、もういいんじゃないのかな~」と指摘。「俺もう…聞いてらんないっていうか、もう、本当に。それ、人としてっていう意味よ。人としてちょっとどうなの?っていうのを…今まで、30代のヤツがそれやってるのはおもしろいけど、50代のオッサンが横綱になってそれやってるの、ちょっと聞くに耐えないかな、というのは思っちゃって」と、伊集院に“横綱”の振る舞いを求めた。 伯山は「だから俺は蓮華ちゃん、かわいそうだし、いつか蓮華ちゃんが伊集院のクビを切って欲しい」と冗談まじりに石山にエール。「ああ、やっぱり人の悪口言う時は笑い声が必要だな~」と、合いの手の笑いを入れた放送作家に感謝した。 番組後半でも再度、伊集院に言及。学びのアプローチの話から、弟子の講談師に向けて「僕とは違うアプローチで、ある種、俺を否定して、いい講談で乗り越えて欲しい、そういうのもあったりする」と求めた流れで、「俺、伊集院さんのことを、たぶんTBSラジオ内で太田さん以外だと唯一、ちょこちょこちょこちょこ、下の世代だと言っている。それで言うと、俺、伊集院さんの愛弟子なんじゃないかな。いや、ほんとに。否定をする継承の仕方って、たぶん俺のことなんだよ」と笑った。 その後も「だって伊集院さん、俺と会った時、言ったんだよ。『ラジオではさ、何でもしゃべっていい』って。で、いざしゃべったら、破門されたんだよ」と続け「これが、一番の継承の仕方だよ。自分のことを否定するヤツっていうのが一番大事なんじゃないか。そういう風に伝統芸能は脈々とつながっていくから。向こうは横綱ですから。においをかいだ、ぐらいの継承ですよ。もちろん、かち上げ横綱」と敬意も示した。 ただ最後は「石山蓮華をかち上げた時はびっくりしたね! 聴取率1・7倍取っている横綱なのに、蓮華ちゃんをかち上げるとは!」と毒舌で締めた。