初代シルビアの発見「今までのクオリティー通り、新車以上に仕上げる」
【エンドレスが挑む 2019年 シルビア CSP311】 下回りは広い範囲でアンダーコートが施され、フレームの奥まで塗料が回り込んでいる。オイルパンをヒットしたようで、へこみを確認。アームより下側に飛び出ているオイルパン形状なので無理もない。クロスフレームにも一部、プッシュした跡があったが、これも修正できる範囲だった。 【画像23枚】下回りではか細い印象のリーフスプリングとショックが見える。エンドレスのレストアでどのような足回りに変化するかが楽しみ ホイールはエンケイマグを履いているが、オリジナルのホイールキャップを探しているという。台数が少ないだけに、なかなか出てこないと思うが、なぜかエンドレスのもとにはパーツが集まってくるので、期待したいところだ。 例年、オートサロンでは数台のクルマが展示されている。2020年はシルビアをメインとして、他のクルマのレストアも進めるという。実はSP311のフェアレディ1600もあるので、同じ系譜のシルビアと同時進行でレストアを進める計画もあるそうだ。 その他にもたくさんの驚きが隠されているようだが、続きは連載で詳細にお伝えしたい。 これまでたくさんのクルマを仕上げてきたエンドレス。次のレストア車両を決めるのも難しいという。いざ、レストアをしてみたいと思っても、希望のクルマはプレミアムなものばかり。今回の貴重なクルマ、初代シルビアの発見はレストアラインナップとしても大きな存在となることは間違いない。 「今までのクオリティー通り、新車以上に仕上げる。今はこんなにかっこいいクルマも少ないし、きっといいクルマになると思う」と花里社長(取材当時)も力強いコメントを残している。早くパールホワイトに輝くエンドレス仕上げの初代シルビアを見てみたいものだ。 初出:ノスタルジックヒーロー 2019年10月号 Vol.195 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部