2階リビングは子育て&家事がしやすい。小さな子を持つ世帯が感じたこと
生活音が伝わりにくいから、子どもを怒らなくてすむ
生活の場であるリビングでは、テレビの音や家族との会話の声など、さまざまな生活音が生まれます。とくにわが家には、やんちゃ盛りの息子がいます。毎日のように家の中を走り回ったりオモチャで激しく遊んだり…。 しかし、わが家の場合、リビングがある階が近隣の家とずれるため、ダイレクトに生活音が届くわけではありません。近隣の家からの生活音も気にならず、お互いが快適に過ごせています。 ですから、この家に住んでからは、息子にいちいち「静かにして!」と怒らないですんでいます。これは子育てをするうえで、とてもストレスフリー。
意外や意外!洗濯の家事動線がラク
2階リビングのデメリットとして、「家事動線がよくない」という声をよく聞きました。しかし、洗濯に関しては住んでみると、意外にラクな面もありました。 通常わが家では、1階で洗った洗濯物を2階リビング横のベランダで干します。そのため、重たい洗濯物を運ばなければならないのは少々おっくう。 しかし、雨が降ってきて急に取り込まないといけないときや、クタクタになって帰宅したときに、すぐに洗濯物を取り込めるのはメリット。取り込んだ洗濯物は、そのままリビングで子どもを見守りながらたためます。 また、子どものたたんだ洗濯物は、リビングにあるワイヤーシェルフの下の段に収納。子どもは汗や汚れなどで着替えることもしばしば。ですから、わざわざほかの階に、着替えを取りに行かなくていいのはラク!
残念なポイントはちょっとした工夫で克服
2階リビングのデメリットは、やはり階段をいちいち上り下りしないといけないところ。宅配便が来たときや、スーパーで重たいものを買ったとき、大人の洗濯物をタンスに収納するときなど、どうしても日常で階段を使う場面が多くあります。 しかし、宅配便は置き配にする、大人の洗濯物は3階に続く階段にいったん置いて、たまったタイミングで一気に持って上がる、などで対応できることも。少しズボラなやり方ではありますが、これだけでも随分ラクができているな、と感じています。 2階リビングにはたしかにデメリットもありますが、工夫次第で十分快適に過ごせます。筆者は周りの目を気にすることなく、気持ちよく過ごせる2階リビングに、大きなメリットを感じています。
日刊住まい編集部