「厳しく言えば…勘違いしちゃいけない」久保建英と堂安律は“試合後コメント”でもシンクロしていた…TV中継には映らなかったシリア戦のウラ側
堂安と久保が語った自戒の意味「勘違いしちゃいけない」
もっとも、久保にせよ堂安にせよ、3バックはまだ手始めの段階という認識がある。久保は慎重に言葉を選び、このように語る。 「本当に強い相手とやらないと3バックが正解かはわからない。今、皆さんにベタ褒めされても、強い相手とやってうまくいかなかったらこき下ろすみたいなことになりかねない。今は僕たちもファン・サポーターの皆さんも静観して、とりあえず試せたことに価値があると思うのがいい。本当に強い相手とやってみてどうなのか。それは僕もわからない。どうなっていくか楽しみなフォーメーションですね」 1試合では評価できないと冷静な久保と同じく、堂安も「厳しく言えば、今回のシリーズは勘違いしちゃいけない」と自らに釘を刺す。「これで調子に乗ったらアジアカップみたいにやられてしまう。あの悔しさは自分も痛いほど分かっているし、今日もハーフタイムに厳しい声をかけ合った。みんなが良くなろうとして一緒にやっているので楽しみにしてほしいですね」 最後のコメントでも見事なシンクロを見せた久保と堂安。シリア戦の攻撃的3バックは、ダブルレフティー共存の序章を思わせる一戦だった。
(「サッカー日本代表PRESS」矢内由美子 = 文)
【関連記事】
- 【写真】10代の頃から息ピッタリだった久保と堂安の歓喜写真。圧巻の連携を見せたシリア戦、練習での笑顔の一幕など写真で見る。
- 【バイエルン加入】ネット酷評→本田圭佑フォロー騒動から1年、“伊藤洋輝ロール”がドイツで旬なワケ「前半は守田(英正)くん。後半は逆に…」
- 【合わせて読みたい】三笘薫を追いかける存在に…“代表10戦8発”中村敬斗23歳の決定力だけではない進化とは?「フランスで1対1を…」「縦突破してクロスは絶対必要」
- 【必読】「世間ではもう“終わった選手”だと…」サッカー日本代表・小川航基26歳が“消えた天才”にならなかった理由「でも腐ったことは一度もない」
- “17歳でJデビューの天才”が1年で構想外…それでも中村敬斗23歳が森保Jで序列アップした理由「三笘選手がいるのに…素直に嬉しい」