今も「異業種交流会」に行きまくっている人の盲点 単なる名刺交換は「時間の無駄でしかない」の訳
■交流会では有用な情報は得られない マーケットに先手を打つことができる価値ある情報を、そんなどこの馬の骨かわからない人間にベラベラとしゃべる人間なんているはずもなければ、そんな貴重な情報や一流の人脈を持つビジネスパーソンが得体の知れない交流会にそもそも参加することもありません。 この話を「当たり前だ」と思われる方はそれなりの方だとお察ししますが、実は弊社のその独自調査では「機会があれば積極的にビジネス交流会に参加したい」という回答者が8割もいるという結果も出ています。
これも1つのファクト。知らないうちに日本もこんな状況になったのかと、私自身、度肝を抜かれた回答結果でした。 ここでは交流会を1つの例としてお話ししていますが、「安易につながること」が交流会という言葉の真意です。 昨今ではSNSの普及もあって、親指だけで知らない人と接点を持てるようになりましたが、このSNSの世界でも得するのは開催者側、つまりインフルエンサーだけになっているのではないでしょうか?
しかし、インフルエンサーが正しい情報を発信しているかと言うと……。フォロワーという後楯があるからこそ、発信している情報に信憑性があるように見せているともいえます。 さて、話を広げますが、昨今では「リスキリング」という言葉もブームになりました。 誰が情報発信してこの言葉を広めたのか、その火種がどのように情報展開され、どう広まっていったのかは定かではありませんが、「リスキリングが重要」なんていうのは、古今東西、「当たり前」です。
私もこれまで仕事柄、いわゆるトップ5%のビジネスパーソンと多く接してきましたが「学び直し」や「継続的な学び」を、彼らはそんなブームに関係なく、息を吸うごとくやっています。いちいちブーム化された情報に翻弄されません。 ■「リスキリング」しなきゃの盲点 一方で、「リスキリングしなきゃ」と、このリスキリング商法に惑わされている方は、「じゃあ何を学ぼう?」「DXだ」「SNSだ」「プログラミングだ」「生成AIだ」と、また流行っているビジネスブームに飛び付く。